Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

20年後も煌めく星の願い――『マリオストーリー』プレイ感想

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マリオストーリー』タイトル画面

NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』にて、『マリオストーリー』が配信されたのでプレイしてきました。

www.nintendo.co.jp

以前『ペーパーマリオ オリガミキング』や『Bug Fables』の感想記事でも述べたように、わたしにとっての「RPG」の原体験はこの『マリオストーリー』です

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厳密には『ポケットモンスター金・銀』の方が先なのですが、ポケモンってガチ対戦はともかく通常プレイで数字のやり取りを意識することってほとんどありませんから、「数字のやり取りをするゲーム」というカテゴリで見るならば間違いなくこのゲームが最初です。

上記の『オリガミキング』の記事に載せてあった『マリオストーリー』の思い出を引用しましょう。

マリオストーリー』はわたしの中で衝撃的なゲームでした。
敵を踏めばそれで終わりではなく、「ダメージ」という数字のやり取りが現れました。そしてそれは「アクションコマンド」を成功させることにより有利になるゲームであり、アクションに慣れ親しんできたわたしにとって非常になじみやすいゲームでした。
子どもだったわたしは「チャージ+レンゾクジャンプ」だの「HP5マリオ」だのといった強力なテクニックはほとんど知らず、せいぜい炎の敵に「アイスノチカーラ」とかトゲの敵に「トゲーヲガード」、くらいしか知らずに攻略していました(親に買って貰った攻略本にそれくらいしか載っていなかったのもありますが……)。
それ故にラスボスのクッパだとか、シショー最終戦とかは非常に強く感じられて、そして歯ごたえがあって楽しいゲームとしてわたしの中に刻み込まれたわけです。

今改めてプレイしてみても大体同じ感想ですね。
ガチの殴り合いも楽しいですが、ちょっと頭を使うと劇的に敵を楽に倒せたり、被害を大幅に減らしたりと考える要素が多くて楽しかったです。

続きからは今回はどういうプレイをしたかという点を書いてみます。

実はめちゃくちゃ強い状態異常

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屈指の強敵と名高いブラックヘイホーとゼニノコー。
実は状態異常に弱く、そこを突くと簡単に倒せたりする。

今回のプレイでは状態異常を意識して使ってみました

星のせい技の「ママのこもりうた」とか「じかんよとまれ」は無法に強力でして、終盤の敵でも高確率で4~5ターン足止めできます。
大抵効果が切れる前に敵を倒しきることができるので、「ねがう」コマンドと「ネガウノパワー」のバッジでゲージ回収が余裕で間に合いますし、FP消費が大きい技を使わなくても良くなるので結果的に回復アイテムの節約にもなったりしますね。

昔は星のせい技といえば「ほしのふるよる」と「おねえさんのキス」くらいしか使ってなかったものですが、こうしてみると他の技も相当な強さです。

他にも「ネムラセフミィ」や「ミニミニフミィ」あたりも定番でして、攻撃力は上がらないけど結果的に消耗を減らす役割として十分過ぎる強さを発揮します。

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ゼニノコーの攻略のヒントは実はゲーム内にちゃんとあります

意外なほど緻密に配置されていたフラグ

今回は半ば気分的に攻略中にUターンしてみたりしてみたのですが、今まで「ステージクリア後に変わる」と思っていたキノコタウンの看板や他のイベントのフラグが結構細かいタイミングで変わっていることに気づきました。

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ドガボン城攻略前でここのコワッパはかなりの強敵

例えば、ドガボン撃破後に出現すると思っていたコワッパは実はレサレサ加入で出現しました

このタイミングでキノコタウンに戻ろうと思った理由はノコジロウの依頼で「ルイージのサイン」が欲しかったのに、ルイージが隠し部屋に引きこもっているせいでスーパーブーツが必要だったからですが……。

なんとか撃破してキノコタウンに戻ると、デアールの家の看板が「オバケ問題解決」といった内容に書き換わっており、実はこれステージ3クリア後だと読めない看板になっております(ヘイホー騒動の内容に書き換わっている)。

他にもデアールが「スバヤクカワール」のバッジのお告げを聞いていたり、カラカラさばくのチャールズのキャンプが撤収していたりと、当時の公式攻略本ですら「ステージクリア後」と記載があるイベントが発生したりしていました。

ステージクリアという分かりやすい区切りがあるゲームですが、あえてステージ攻略を中座することで今まで見たこともなかったキノコタウンの看板とか、NPCの会話とかが見られることを初めて知りました。
流石に全部把握はできてないですが……。特に帰るのが面倒なジャンボル島とか。

20年越しでも楽しめる名作

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お気に入りのイベントのスクショをいろいろと貼ってみましたが、本当にテキスト量の多さ、世界やキャラクターの魅力やらと本当に「冒険」することが楽しいゲームです

20世紀もいよいよ終わろうかという2000年に発売された名作、Switchがあればお手軽に遊べるわけですし、是非ともプレイしてみて欲しいです。

 

……21年経ったのか……。
WiiのVC版が出たときは「VCで一番新しいゲーム」(2007年配信)という立場だったのだから、そこから2世代が経過したとなると時代の流れを感じます。