モンハンにかまけてたら遅くなりました。申し訳なし。
地下9階。いよいよ最終階層。
シナリオ詳細はPart1の記事をご覧下さい。
*おしらせ*
・マッピングツールは「方眼紙マッピング」を使用。
・アイコンはいろいろカスタムしています。
・呪文名はいわゆる「トゥルーワード」に変更は *しません*
・プレイしながら記録していたメモをほぼそのまま載せてます。
・ネタバレに対する配慮はありません。
地下9階
ダンジョンのグラフィックが変わり、人工的な様相を呈している。
エレベーターを降りると、すぐに鍵が掛かった扉がある。
「ミズチの玉」を所持していると通行可能なようだ。
もうあまりに予想していたとおりだが、ひたすら玄室エンカである。
敵もポイゾンジャイアントなど、更にワンランク上の敵が出てくる。経験値も莫大。
ドロップも1ランク上がったようで、「ダマスカスソード」はかなり強いし、使用効果で「ヒールパーティー」が発動する「癒しの杖」はいざという時の切り札になりそうだ。とはいえ初期装備品も平気で落ちるあたりもアレだが……。
しばらく稼いでいると「変化の指輪」を入手。これでロードになれるが、ロード専用装備を特に手に入れていないので一旦様子見。
ここで後列攻撃可能な「ハルバード」が落ちた。
後列から物理攻撃するチャンスが増えたため、ここに来てアリサを蝶のナイフで忍者に転職させるプランが浮上する。とはいえ今のレベルだとイマイチ。もうちょっとレベルが上がってから考えよう。
「極上の鎧」や「黒のブーツ」、「ライトガントレット」といったワンランク上の装備が手に入るが、更に上のランクの装備は出る気配はない。
……地下9階は最終階層ではないのではないか……?
疑問を抱きつつも、侍チアキがLv15になった。攻撃回数も増えて良い頃合いだろう。最深部に突入する。
最深部。その部屋の中央に至ったとき、はたと気付く。
周囲を取り囲む、殺意に満ちた無数の視線。粘性の何かが床を這いずる、おぞましい音。
そして、暗雲の如く垂れ込める闇の中から、骨の髄まで震わせる低い声が響いてきた。
「……自らを万物の霊長などと驕り高ぶり、恥じることなき幼き者らよ。
我らが住処たるこの地で、これ以上の狼藉を許すわけにはゆかぬ。
目鼻を潰し、舌を抜き、四肢をもぎ取り、己の弱さと愚かさを教えてやろう!」
龍蛇の王、老婆蟲と戦闘!
開幕早々にニュークリアブラストとワードオブカースをぶっ放し、敵はほぼ壊滅。
生き残りを2ターン目に仕留め、戦闘終了。あっさり勝てた。
倒すと「?魔除け」をドロップ。鑑定すると「アルマへの想い」だった。混成PTが組めるらしい……。
……城に持ち帰る前に「彼女」に見せるべきだろうか。
地下8階、アルマのいる場所に持ち込んでみたが……残念ながらイベントに変化はなかった。
エンディング
城に魔除けを持ち込むとエンディング。
此度の其方らの活躍、予想だにせぬものであった。
神託が示す災厄、その正体を突き止めるに留まらず、よもやその根元を打ち砕くとは!
王や賢者も大層お喜びである。相応の褒美の他、騎士の称号が与えられた。
この徽章、誇りを持って胸に付すがいい。
なお、英雄ゼルクについてだが……。
彼の真実の姿がいかなる者であるにせよ、いち早く災厄の根元へ迫り、
これと戦い、邪悪なる者の進軍を足止めせしめるは事実。
王も、彼の慧眼と勇気を大いに称えられた。其方らもこれに倣い、彼の栄誉を称えよ。
渦中で知り得た醜聞には、口を噤め。それが、彼の奮闘に報いることにもなろう。
――――
酒場にて、アリサ一行は飲んだくれていた。
胸に付けた徽章がくすんでみえるような体たらくだった。
「すっきりしないわ……」
吸血鬼アリサはワインを呷るとぼやいた。従者ナギも同調する。
「結局英雄ゼルクの生死は不明――いいえ、この『魔除け』の存在からして、死亡している可能性が高いですね」
「でも、あのアルマさんの話を聞く限り、魔物たちの全面攻勢が防がれていたのはゼルクが生存していたから、って話じゃなかったっけ」
鬼娘ミサも続ける。みな、英雄ゼルクがどうなったかが気になっているのだ。
「王国の対応も、『事実』だけを切り出せば正しいですし、民衆の動揺を抑えるにはこれしかなかったのしょうけれど……」
悪魔シズカも煮え切らない顔をしている。そしてルリナとチアキは別のことが気になっているようだ。
「あの魔除け、『アルマへの想い』……確かゼルクさんとアルマさんって年の差があったはずですよね」
「そうよ。年の差から叶わぬ想いを抱き続けていて、塾生たちの命と天秤に掛けて……だものね。
物語ならロマンチックな展開だけれど――現実に起こると、これほどの犠牲を生んでしまうものだなんて」
「――虚しい、勲章ね」
アリサが嘆きの声を上げ、ワイングラスを投げ捨てた。ガラスが割れる小気味良い音が響く。
酒場の主人には弁償してもらいますよ!と怒鳴られた。
そんな中、王国の従者が入ってきて、アリサたち一行に新たな依頼を求めると告げた。
酩酊状態ではまずいとのことで日を改め、エドラ・クイル城に向かうと――
王より密令が下された。
ネル坑道に連れ去られて以後、行方不明となっていた英雄ゼルクであるが、存命やもしれぬ。
賢者たちが魔術にて国中を探索した結果、
西部の荒野、タウラ・ゴス古砦にて、微かながら痕跡を認む、との由である。
ただ、英雄ゼルク救出の望みは極めて低い。邪悪なる勢力の罠という可能性もある。
なにぶん、タウラ・ゴス古砦は数百年前、数十万の軍勢が激突したという激戦地。
魔術の乱用により時空が歪み、瘴気によって穢れ尽くした不浄の地である。
ゼルクが何故、そのような地に在るのか。甚だ疑問、と申すより他にない。
しかし、これを捨て置くわけにもいかぬ。
今もゼルクが邪悪なるものに囚われており、救いの手を求めているとすれば、尚更だ。
救国の英雄である其方らであれば、彼の地にいかなる困難があろうとも、きっと乗り越えられよう。
*** 英雄ゼルクを救出せよ! ***
――――
「やっぱり、こうなるわけね」
アリサは嘆息した。
「また自由な冒険者稼業に戻れると思ったけど、まだまだ先のようね」
「でも、ゼルクがどうなったか気になってたんでしょ? アリサちゃん!」
ミサが笑って言う。他のメンバーも同調する。
彼女たちと顔を合わせ、アリサはハッキリと言った。
「さあ、行くわよ! 全ての謎の答えを手にするために!」
――――
ということで次回はEXダンジョンに突入することになるわけですが、お察しの通り『スーパーマリオRPG』リメイクの発売前に終わりませんでした。
よって続きはそちらが一通り済んでからになります。
現時点での感想ですが、ダンジョン部分は初心者によく配慮されていて良かったと思います。
地下3階までのチュートリアルはもちろん、地下4階以降も仕掛けが程よく配置されており良い練習になるのではないかと思います。
ゲームバランスも全体的には適切でしょう。ボスはやや弱めでしたが、そもそもレベルを上げすぎているのでやむなし。
ただ、後半については……「初心者向け」を標榜するシナリオでここまで陰鬱にする必要はあったのだろうか、というのは少々疑問ですね。
あまりに虫だらけの世界観はかなり人を選ぶでしょうし……。
続きはマリオRPGが一段落してからとなります。
実はEXダンジョン1階だけは突破済みなのですが収まりが悪く、ある程度まとめて更新したい感覚もあるのでその後に。