Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

新たなる『ペーパーマリオ』の嚆矢――『ペーパーマリオ オリガミキング』プレイ感想



今回は自分のゲーム歴にも触れながらやっていくので、非常に長い文章となります。
更に今まで自分に課してきた、「本題を後ろに回さない」というルールを今回はあえて破ります
そして今までのレビューより個人的感情が強く反映された内容とならざるを得ません。
それくらい、自分にとっては特別なシリーズなのです。『ペーパーマリオ』は。

以前からわたしの放送に来て頂いている方は「T.Wの好きなRPGといえば『ゼノブレイド』か『FF』」という印象を持たれているかもしれませんが、わたしにとってのRPGの原体験もまた、マリオシリーズだったのです。

・わたしのRPGの原体験

↑ちょうどオリガミキングと同時期に『スーパードンキーコング』が配信されていましたね

わたしが生まれて最初に触ったゲーム機はスーパーファミコンで、ソフトは『スペースインベーダー The Original Game』か『スーパードンキーコング』のどちらかです。この2本のゲームから、現代に至るまでのゲーマー人生が始まりました。
その後、『F-ZERO』『スーパーマリオコレクション』『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』、そしてニンテンドウ64の『スーパーマリオ64』や『マリオカート64』と続きました。つまり、ほとんど純血の任天堂っ子として育ってきたわけです。
それ故にゲーム経験も偏っており、ほとんどアクションゲームばかりプレイして育ってきていました。かろうじて『ポケモン金銀』をやった程度でしょうか。

そんな中、わたしを「RPG」というゲームジャンルにのめり込ませたゲームが現れます。『マリオストーリー』です。


マリオストーリー』はわたしの中で衝撃的なゲームでした。
敵を踏めばそれで終わりではなく、「ダメージ」という数字のやり取りが現れました。そしてそれは「アクションコマンド」を成功させることにより有利になるゲームであり、アクションに慣れ親しんできたわたしにとって非常になじみやすいゲームでした。
子どもだったわたしは「チャージ+レンゾクジャンプ」だの「HP5マリオ」だのといった強力なテクニックはほとんど知らず、せいぜい炎の敵に「アイスノチカーラ」とかトゲの敵に「トゲーヲガード」、くらいしか知らずに攻略していました(親に買って貰った攻略本にそれくらいしか載っていなかったのもありますが……)。
それ故にラスボスのクッパだとか、シショー最終戦とかは非常に強く感じられて、そして歯ごたえがあって楽しいゲームとしてわたしの中に刻み込まれたわけです。

続編である『ペーパーマリオRPG』も大筋は変わらず、100階ダンジョン制覇までやり込んだことを覚えています。
わたしも大分成長したWiiの時代に出た『スーパーペーパーマリオ』。今までのようなRPGとは趣を変えてアクションアドベンチャーとなりましたが、「次元ワザ」を駆使した謎解き、作り込まれた重厚な世界観とストーリーはわたしを完全に虜にし、今なお人生最高のゲームの1本として数えています



また、並行して発売されていたGBAマリオシリーズRPG、『マリオ&ルイージRPG』シリーズも非常に楽しんでいました。

特に『2』のゲドンコ姫は当時なかなか勝つことが出来ず、ひたすら過去のピーチ城に出入りしてレベリングに励んでいたのをよく覚えています。


そしてWiiバーチャルコンソールでマリオRPGシリーズの原点、『スーパーマリオRPG』もプレイし、このころからマリオのRPGはこんなに面白かったのか、と心の底から感動しました。

もし最高のゲームシリーズを挙げろと言われたら、かつてのわたしは迷うことなく『ペーパーマリオ』を挙げたでしょう。
意外にも、ゼノブレイド』(2010年)が発売されたときもこの感想は変わっていませんでした。めちゃくちゃ面白いRPGだけど、わたしの中で『ペーパーマリオ』は超えていない……それくらいわたしのゲーム体験の中で重要な位置を占めていたのです。
それはまさしくわたしのゲーム遍歴における「聖域」と言っても良いでしょう。『ペーパーマリオ』は間違いない……そんな思いがわたしの中に確固として存在していたのです。

そんなわたしをどん底に突き落とすゲームが、発売されることも知らずに。

・大きく失望に陥れられた「トラウマ」
「ゲームを最後までプレイできなかった理由」はいくつかあると思います。
頻度として一番多いのは「難易度」でしょう。実際、『スーパードンキーコング2』の102%クリアは幼少期当時は達成できませんでしたし、『F-ZERO』のマスタークラスなんて今でも刃が立ちません。
しかし、難易度の高さにめげることはあっても、任天堂のゲームをつまらないなんて評価することは基本的にはなかったです。

そう、「基本的には」。

どうしても「面白くない」という理由でプレイをやめた任天堂のゲームが、3本だけあります。

1つは『メトロイド アザーエム』(2010年)
メトロイドのTPS……なのですが、あらゆる面がプライムシリーズのそれから劣化しており、代わりに追加されたストーリーにもなじむことができませんでした。
そして頻発するQTE(しかも即死も少なくない)に辟易し、中盤あたりで投げ出しました。

1つは『ヨッシー Newアイランド』(2014年)。
上記の通り、『ヨッシーアイランド』をプレイしており、『ヨッシーアイランドDS』も(難易度の高さにめげそうになりながらも)クリアしたわたしは当然このゲームも購入しました。
しかし、プレイすればするほど気になる操作性の悪さ(特に奇妙なまでのレスポンスの悪さ)が耐えられず、プレイを放棄しました。

最後の1つが本題です。
ペーパーマリオ スーパーシール』(2012年)。

はじめに申し上げておきます。わたしはかねてよりゲームにおいて「ストーリー」は二の次であると公言してきました。これは今も変わることはありません。しかし「世界観」は極めて重要だと思っております
最もわかりやすい例が『ウィザードリィ』で、あのゲームはキャラクターのグラフィックは何もなく、ただ城下町とダンジョンと数少ないイベントがあるだけです。
しかし、『ウィザードリィ』には「世界観」はしっかりと設定されていました。狂王と邪悪な魔術師の魔除けを巡る戦い、訓練場で登録される冒険者たち、広大なダンジョン、独自言語の呪文。それ故に、プレイヤーたちは思い思いのロールプレイを楽しみ、独自の世界を広げていったのです。
世界観がしっかりしているゲームは、ゲームで表現されている世界以上の世界をプレイヤーに提示するものなのです。

その上で、『スーパーシール』はどうだったでしょうか。

発売前。確かに違和感はありました。発表直後はかつてのペーパーマリオシリーズのインターフェースを踏襲していたのが、発売直前に公開された公式サイトでは全くの別物に成り果ててしまっていたこと。
どうも今まで出てきたような"濃い"オリジナルキャラクターが全く影も形もないこと。
社長が訊く』で「RPGの構造を捨てる」とわざわざ宣言していた上に、宮本茂氏のちゃぶ台返しにより世界観やキャラクターに「縛り」が生じたことが明かされたこと。

……なんとも言えない不穏な気配を感じつつも、上記の「『ペーパーマリオ』は間違いない」という思いからゲームを予約し、発売日を迎えたわけです。

しかし、上記の「不穏な気配」が的中。
確かに世界は「紙」でした。今までのシリーズで間違いなく、もっとも「紙」な世界がそこにありました。
しかし、もともとペーパーマリオシリーズにおいて「紙」というのはあくまで「演出」の一環であって、世界観の根幹までが「紙」だったわけではありません。
星の精霊と魔王が杖を巡って争う世界であったり、海の向こうの治安の悪い港町であったり、預言書に導かれた異世界であったり。紙であるだけに留まらない世界観がそこにありました。
しかし、今作はどこまでも「紙」です。それ以上でもそれ以下でもない世界でした。
これまで『ペーパーマリオ』が『ペーパーマリオ』たる所以だったものが切り捨てられた、『ペーパーマリオ』のような何かがそこにはありました

本作に関しては、ステージ1の部分をクリアするのがやっとでした。
前述の2作ですら中盤まではたどり着けていたので深刻としか言い様がない有様です。
ただ、単独のゲームとしての出来は決して致命的なクソゲーというレベルではないと思っています。単純に「ゲームとして面白くない」ものなら他にもいくらでもあるでしょう。
しかし、『ペーパーマリオ』に重すぎるほどの思い出補正を抱えていたわたしには、この世界観の変節は致命的と言っていいダメージを与えました。
プレイ動画すら探すのが嫌になって、わたしの中で「ペーパーマリオ最悪のゲーム」どころか「任天堂最悪のゲーム」カテゴリにぶち込まれています。未だにトラウマ級のゲームです。

そして、続く2016年。WiiUにて『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』が発売されることがわかりました。
しかし、大筋において『スーパーシール』を引き継いだ内容であることが明らかになります。同作のトラウマが癒えないわたしは、ついに購入に踏み切ることができませんでした。

その間に『ゼノブレイドクロス』(2015年)が発売されました。こちらも賛否両論あるゲームですが、わたしのツボにはまさしくドンピシャにハマるゲームでした。
このゲームは確かにストーリーは重厚なものではありません。しかし惑星ミラという極めて広大な舞台。地球人と異星人たち。数々のNPCたち……と世界観の部分については徹底して作り込まれていた作品です。
意外かもしれませんが、わたしが『ゼノブレイド』を特別視するようになったのは『クロス』からであり、このときをもってわたしの中で「最高のゲームシリーズ」の称号が『ゼノブレイド』シリーズに入れ替わりました。『ゼノブレイド2』(2017年)もわたしの期待を裏切ることはなく、現在に至ります。

・『オリガミキング』を購入しようと思った理由
『ペーパーマリオ オリガミキング』の初報は任天堂公式サイトの記事でした。発売わずか2ヶ月前のことです。

正直言って、買おうかどうかは相当に悩みました。
なんと言っても過去に致命的と言って良いトラウマを植え付けられたシリーズです。
しかし、PVを観て今作は「多少は違うかもしれない」と思い、買ってもいいかなと思い始めました。

そして、本作の購入に至った背景にはもう1つの作品があります。『アストラルチェイン』です。
もともとTwitterのタイムライン上で絶賛されていたゲームで、興味はあったのですが手を付ける機会がありませんでした。
定価もかなり高く中古も値下がりの気配が皆無であり、一方で絶賛ぶりから見て少なくとも大外れと言うことはまずないだろうと思っており、購入のタイミングを伺っていたのです。
しかし、『オリガミキング』の購入を検討する段になって『2本でお得 ニンテンドーカタログチケット』の存在を思い出したのです。

この『ニンテンドーカタログチケット』について簡単におさらいしておきましょう。
任天堂から発売されたSwitchのゲームのダウンロード版を引き換えできるチケットを2枚、9,980円(税込)で購入できる代物です。さらにマイニンテンドー・ゴールドポイント499ポイントが付与されます。ゴールドポイントは次回のDLソフト購入時に1ポイント=1円に換算できるため、実質9,481円と見て良いでしょう。
で、この観点から見ると、『アストラルチェイン』のDL販売価格は8,778円、『オリガミキング』は6,578円で、合計15,356円です。引き算して5,875円もお得ということになります。

もっと極端なことをいえば、『アストラルチェイン』の購入価格を本来の額面通りに見積もるなら『オリガミキング』を703円で買ったという見方もできるわけです。
1,000円もしないで買ったようなものならそこまで心理ダメージも大きくないだろう……という、ある意味ネガティブな理由で購入を決断するに至ったわけです。

つまり、発売前でのわたしの中の期待度は決して高いものとは言えなかった、というのが正直なところです。
これを踏まえて、実際のプレイを踏まえたレビューに入りたいと思います。
大前提として、前作『カラースプラッシュ』は前述の通り未プレイです。そのため『カラースプラッシュ』の時点で改善されていた点を本作のポイントとして紹介している可能性があることをご了承ください。


・「紙」と「オリガミ」

シリーズの世界観のことを語ったことですし、こちらも世界観の話から入りましょう。
今作も全体としては「」であることを強く強調した世界観となっており、『スーパーペーパーマリオ』以前とは一線を画します。やはりどちらかというと『スーパーシール』以降の世界観に沿っていると言えるでしょう。
しかし、本作が違うのは敵キャラが「オリガミ」であることにあります。純粋に「紙」であるマリオたちに対し、紙で作られたアートである「オリガミ」との戦いになるわけです。そしてボスキャラたちのモチーフは文房具です。
「紙」の世界に見合った敵キャラたちが多数存在しており、今作に関しては世界観が根幹部分から「紙」である必然性をしっかりと持たされていると言えるでしょう。これは大きな進歩であると言えます。
詳細は伏せますが、敵がオリガミであることもちゃんとストーリーに組み込まれており、決して突飛な設定というわけではないことも特筆すべきでしょう。



↑川の波も全部紙で出来ている

その上で各種演出やグラフィックを見ていくと非常に作り込まれていることがわかります。背景やオブジェクトの1つ1つに至るまでペーパークラフト風のグラフィックが徹底されており、Switch用ゲームとしては間違いなく屈指のグラフィックを誇ると断言出来ます。水や溶岩のような液体オブジェクトですら紙で出来ているのがわかるのですから相当です。
またHD振動もめちゃくちゃ細かく設定されており、コントローラ次第にはなりますが没入感を高める効果をもたらしてくれるでしょう。
全てが紙で作られた世界、そして1つ1つの演出も紙らしさに徹底的にこだわっており、見て回るだけで楽しい世界がそこに広がっています





一方、本作は確信的に作られたバカゲーであることもはっきりと明言しておかなければなりません。

過去作ネタ、パロディネタ、メタネタなど何でもありの世界観。何故かマリオの世界に堂々鎮座している時代劇風テーマパーク、ホラー感あるピラミッドの中に鎮座する謎のディスコ、霧を吹き飛ばす巨大扇風機、唐突な民放風クイズ番組などなど……。
そしてそのバカゲー要素の主要因がマリオの相棒であるオリガミ少女のリビア。いかにも箱入り娘感のあるキャラクターであり、根本的に常識がズレているため斜め上にカッ飛んだ発言を連発するナチュラル畜生です(ただし可愛い)。
また、バカゲー要素の一環として即死トラップが何ヶ所かあるのですが、ちゃんと直前にセーブさせて貰えるしそれどころかセーブせずに進もうとすると警告が入るくらいの徹底ぶりです。死に方もなかなか笑えるモノばかりで、ただのストレス要素にはなっていません。
とにかく想像を超えた展開があらゆるところに詰まっています。このバカゲー的なノリに対して笑えるか笑えないかで本作の評価が一変することは間違いありません

ただ、バカゲー的な部分に隠れながらも本作のストーリーは結構重く、そのギャップが魅力ともなっています。
散々な目に遭うクッパ軍団、オープニングから闇落ちしているピーチ姫、ある仲間の見せ場など見所は多いです。特にラストシーンはなかなか重いものがありました。このあたりはなんだかんだで『スーパーペーパーマリオ』を引き継いでいると言えるでしょう。

(序盤を除いて)BGMも素晴らしいもので、各ボスは当然のように専用BGM持ち、雑魚戦のBGMもマップによって異なるアレンジが用意されているという徹底ぶりとなっています。



・パズルと戦闘
このゲーム、とにかくパズル要素が多いです。
戦闘もパズルで敵の配置を特定の形に揃えることで攻撃力がアップする仕様で、それ以外でも様々なところでパズルが出てきます。
これがなかなかのクセモノで、序盤はパズルは簡単だし、パズルが解ければ敵は全て一撃で倒せるし……ととにかく退屈。ところが、中盤以降になると一転して難問と言えるパズルが出てきたり、敵のステータスが上がって一撃で倒すのが難しくなったりと一変して非常にやり応えがある内容に変化します
また四聖獣や文房具をモチーフとしたボスたちには各ボスごとに悩み甲斐がある謎解きが仕込まれており、非常に面白く仕上がっています。雑魚戦に関しては蛇足感がなくもないパズルですが、ボス戦に関しては文句なしの出来と言って良いでしょう
救済措置も多く、パズルが苦手なプレイヤーでもクリアに困ることはないと思います。

ちなみに戦闘でお金しか手に入らない……という風評が飛び交っていますが、これは半分間違っています
道中の謎解きに使う「カミッペラ」というリソースがあります。これは本作の世界の根源元素であり、あちこちにある破壊されて穴が空いている部分を直すのに必要なものです。これが進行に必須だったり謎解きに必要だったりするので、「カミッペラ」を集めることは攻略の至上命題です。
「カミッペラ」はマップ内のオブジェクトを破壊したりすることでも手に入りますが、それが困難な場所だったり必要な量を手に入れられない場合は当然雑魚戦をする必要があるでしょう。
また、本作はお金を使用する機会が非常に多いです。武器は一定回数使うと壊れるので複数個買ってストックしておく必要があるし、回復アイテムを揃えておいた方が道中安心だし、アクセサリーも揃えておきたいし、あるいは戦闘中にサポートを受けるのに必要だったり……と、結構な用途があります。たかがお金、されどお金、といった風情ですね。

・序盤1時間を乗り越えられるか
このゲーム、とにかく一番最初の部分が一番面白くないです
何故か序盤のBGMは環境音楽系ばっかりで没入感が乏しく、先述の通り戦闘は簡単なパズルを解いて敵を即死させるだけの作業に堕している、「カミッペラ」の最大所持数が少ないのに穴は大量に空いているのでひたすらオブジェクトを殴る作業を強いられる、上記で絶賛したボス戦はしばらく先にならないと出てこない、上記のバカゲー要素がほとんど顔を出さない……ととにかく問題点だらけ。

これはマリオシリーズでいえばワールド1-1が致命的に面白くないと言っているようなもので、ゲーム設計的には致命的と言っていい問題点です。最初が面白くないということはそこで脱落するプレイヤーが多くなってしまうということだからです。
数々の名作を生み出してきたインテリジェントシステムズらしからぬ大失態と言えるでしょう。



・総評 ~ こういう『ペーパーマリオ』もアリかもしれない

今作はゲームとしての完成度は十分高いですが、一方従来の『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』時代の『ペーパーマリオ』を期待していると肩透かしを食らうのは否定できません
しかし、本作は「紙」であることを存分に活かしており、唯一無二の「ペーパー」な世界を満喫出来るゲームであることは間違いありません。
長年『ペーパーマリオ』に対して抱えていた思い出補正をようやく乗り越えてくれた、新たな時代の『ペーパーマリオ』として、「これもアリかもしれない」と思わせてくれたゲームでした。

ただ、今作の開発インタビューでキャラクターの扱いに大きく制限を受けていることが明らかになるなど、任天堂側から受けている制約が大きいことが窺えてしまうゲームでもありました。
『マリオ&ルイージRPG』を手がけたアルファドリーム亡き今、『スーパーマリオRPG』の系譜を継げるゲームはペーパーマリオだけになってしまっています。しかしこの制約を見る限り、恐らく今後も復活はないといえる情勢になってしまっているのでしょう。
過去作の移植でも構わないので、なんとかRPGとしてのマリオの系譜を継いでくれるゲームが現れることを祈っています。