Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

戦国無双4 DX 無双演武全ステージクリア感想

無双演武、ステージセレクト画面

いやー、今年は今のところ無双シリーズ一色です。

現状『戦国無双Chronicle 2nd』『戦国無双4 DX』『無双OROCHI2 Ultimate』『戦国無双真田丸~』の4タイトルを並行してます。狂気的すぎる。
これらの中でメインモードのコンプリートが一番早かった『戦国無双4 DX』の簡易的な感想を書いていきたいと思います。

かなり面白いゲームでした。個人的には満足度高め。

爽快感抜群の"無双"アクション

1000人斬りも楽々、異様なほどにパフォーマンスが良い

全体としては異様なほどに爽快感抜群。『Chronicle 2nd』がキャラ切り替えを軸にしたタクティカル性を軸にした作品だとすれば、こちらは大量の敵をなぎ払う爽快感そのものを味わう作品に仕上がっていると言えます。

爽快感を支えるのがXボタンで発動する「神速攻撃」。
突進しながら前方の敵をなぎ払う範囲攻撃で、雑魚の殲滅にはこれで十分なほど。
武将には通用しませんが、基本的にはこれを軸に雑魚を殲滅していく、非常に気持ちが良いアクションであるといえます。

他のアクションも全体的にスピーディーで、パワータイプであるチャージ攻撃タイプでも相当高速に感じられるほどです。

まあDLC武器の異様な強さもあって難易度は低いのですが、爽快感を味わうゲームとしてみれば間違っていないでしょう。基本的に難易度「普通」でプレイしましたが、更に上に2つも難易度があったりしますし。

ちなみに今回のプレイはSwitch版ですがパフォーマンスが非常に良く、フレームレートが異様に高く処理落ちもほぼ皆無な上にロード時間も恐ろしく短いです
PS4とのマルチタイトルとは思えない最適化ぶり。上記に記載した『無双OROCHI2 Ultimate』や『真田丸』も同様に非常にパフォーマンスに優れており、コエテクがSwitch向けの最適化を得意としていることが窺えます。

72の戦場を舞台に

今回の名悪役・松永久秀。見事な爆死を遂げてくれました

メインモード「無双演武」は各地方ごとに10章、天下統一を描く2章、そして元DLCシナリオの外伝の章の全13章からなります。総ステージ数は72。

ゲームなのでもちろん多分に脚色を含むのですが、各地方ごとに史実にそれなりに沿ったシナリオが展開されます。

時代はおかしいがカッコいいので許される北条氏康

地元と言うこともあり最初にプレイしたのは関東の章。実質小田原北条の章です。
よく考えれば長生きしすぎの三代・氏康とその家族たちの話は個人的にゲームの掴みとしては十分でしたねぇ。
氏康が長生きしてるせいで四代・氏政と五代・氏直が完全なる空気と化していますが

中国の章。軍師たちの中で最後まで生き残った男は。

個人的に一番印象が良かったのは中国の章
あまりに長生きしすぎの毛利元就とその子でやはり若い上に美形化しすぎな小早川隆景が、秀吉配下の「両兵衛」こと見た目は怖いが最年少の黒田官兵衛病弱合法ショタ竹中半兵衛との軍略合戦に挑む章。

時代の不一致や外見へのツッコミこそ多いもののその軍略のぶつけ合いの描写は見事で、プレイしてても非常にアツい章でした。

そして章の最初からのストーリー展開が見事でかなり引き込まれるものがありました。
最後は同時代の軍師たちが次々と世を去り、最後まで生き残った黒田官兵衛はいつの間にか熊本で「ご隠居」と呼ばれ、かつての冷酷さは薄れ宮本武蔵ら若き武将に慕われるようになっていた、という時代の流れを感じさせるもの。

この後にやったのがよりによってイロモノだらけの四国の章だったせいで余韻が台なしだったのですが

残念ながら今回の本能寺の変は織田方では遊べません

一方で欠点もありまして、特に本能寺の変明智方でしかプレイできないのはかなり痛いところです。他に大阪の陣が冬・夏がまとめられていたり。
これも含め全体的に『Chronicle 2nd』と比べるとステージ・イベント量が少なめで描写もやや不足しており、戦国時代のシナリオを楽しむという面では一歩譲るのは否めません。

流浪演武限定キャラの佐々木小次郎。斬りたがりの変態かと思いきや……

各キャラのサブイベントに関しては別モードの「流浪演武」で補完する形を取っています。
こちらは最初から完全に史実ガン無視で、『Chronicle』シリーズのようにオリジナル主人公で各地を転戦しながら武将の記録を編纂していくというモードです。
宮本武蔵佐々木小次郎などといった時代的に合致しない武将は基本的にこのモードで遊ぶことになります。

これはこれで非常に面白く、1ステージが短めなこともあって気楽に楽しめるのが非常に良いモードです。
こちらはまだ完走していないので今回はあまり細かく触れないでおきます。

まとめ

「戦国時代を楽しむゲーム」としては難点もあるにはありますが、全体としては非常に爽快感がある良質のアクションゲームです
ゲーム自体のパフォーマンスの良さもあって気持ち良く遊べますし、難易度設定を上げればなかなかにハードな戦いを味わうことも出来ます。

中古価格がかなり高いのがネックですが、興味がある方は触れてみる価値は十分にあるのではないかと思います。

戦国乱世は終結した……