Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

これこそがメトロイドヴァニアの「本家」だ! ――『メトロイド ドレッド』 プレイ感想

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メトロイドドレッド』タイトル画面

いやー、熱中しました。
発売から1週間足らずで100%クリア、ノーマル、ハード各モードのタイムアタック3周もクリアしてしまいました。最高ですね!

メトロイド』シリーズの2D作品としては2017年の『メトロイド サムスリターンズ』以来、完全新作としてはなんと2002年の『メトロイド フュージョン』以来の作品。

この手の探索型2Dアクションは「メトロイドヴァニア」というジャンル名として主にインディーズゲーム界隈にて隆盛を誇っています。
わたしも以前もう1つの本家筋であるところの『悪魔城ドラキュラ』(キャッスルヴァニア)シリーズについて言及したことが何度もありましたね。

過去の探索型『悪魔城』感想記事一覧

悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon 全モードクリア感想 - Tea-Wi's Peaceful World

キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲 クリア感想 - Tea-Wi's Peaceful World

キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲 クリア感想 - Tea-Wi's Peaceful World

しかし悪魔城シリーズは新作が途絶えて久しく、悪魔城シリーズの元プロデューサーのIGA氏がコナミを離れ『Bloodstained』という作品を立ち上げて大きな話題になりましたが、「本家」に当たる「メトロイド」「ヴァニア」の純粋な新作というのは長らく出ていなかったのです。

tea-wind.hatenablog.com

そんな中、満を持して発売された『メトロイド』の完全新作。
メトロイドヴァニア」大隆盛の現代において、その果てしなく高くなったハードルを『ドレッド』は見事に越えてくれました

ということで続きから本作についていろいろ語っていきます。

極めて優れた操作性

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広大な惑星ZDRを自在に駆け巡れ!

ストーリー云々は二の次にして、まずゲームとしての手触りについて申し上げます。
このゲーム、歴代『メトロイド』の中ではもちろん、数ある2Dアクションの中でも指折りと言っていいほど優れた操作性を誇っております
フリーエイムの射撃は狙い撃ちを容易にし、素早いジャンプと「フラッシュシフト」による移動は自由自在のヒットアンドアウェイを可能にしました。
探索でも細かい段差はオートに上り下りしてくれるし、モーフボールへの切り替えもオートでやってくれる場面がほとんど。
復活した「スピードブースター」の爽快感は歴代でも屈指! そしてブースターを使わせるアイテムのアクション難易度も歴代屈指

大きいのは新規に導入された「スライディング」。
アクションゲームにおいてはありふれたアクションですが、多くのゲームでその入力は「下+ボタン」であるのに対し、本作は「ZL」ワンボタンで使用します。
これが恐ろしく快適でして、1マスの隙間に飛び込むのはもちろん、ボス戦の緊急回避に活躍してくれたり、シークエンスブレイクのオトモになったりと本作のスピード感溢れるゲームデザインに一役買っています。

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久々に登板した「クレイド」。今回は序盤の強大な壁となって立ちはだかります。

そしてボスたちもこの快適な操作を前提にデザインされていまして……強いんですね。
特に中盤に何度か出てくる「ロボット鳥人兵士」の凶悪さは半端ではなく、慣れないうちは何度ゲームオーバーになってもおかしくない相手だと思われます。

しかし慣れれば理不尽と言えるような攻撃はありません。ロード中のTIPSで「避けられない攻撃はない。」と言うだけのことはあり、やり込めばやり込むほど腕前の状態を実感できるゲームデザインになっています。
チェックポイントからのリスタートが異常なほど快適なこともあり、トライアンドエラーもとても快適です。

「E.M.M.I.」の恐怖

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銀河連邦のロボット「E.M.M.I.」。彼らがサムスに刃を向ける理由は?

公式サイトでも早期に公開されていた「E.M.M.I.」。
「E.M.M.I.ゾーン」と呼ばれるエリアを徘徊し、サムスを追跡してくる恐るべきロボットです。

E.M.M.I.が接近してくると、Joy-conやプロコンならサムスの心臓の鼓動が高まっていくのを振動で感じ取ることができます。
サムスが感じている「恐怖」の一端を感じ取ることができるでしょう。

捕獲されると一応メレーカウンターで脱出するチャンスはありますが、猶予時間は極めて短くなっています。
そして脱出に失敗した場合……。

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本作で嫌というほど見せられることになるだろう画面。

こうなります。

しかしE.M.M.I.からちゃんと逃げられるようにマップは構成されていますから、決して理不尽な要素というわけではありません。
そして各エリアのセントラルユニットに辿り着けば、「オメガキャノン」で一気に撃破するチャンスも巡ってきます。

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E.M.M.I.を撃破すれば、その能力を手に入れることができる。

今まで恐怖に震えていた相手を逆に一気に撃滅できる爽快感は抜群!
本作の面白さを象徴する要素として、存分に存在感を発揮していたと思います。

快適な探索

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マップ画面。特に「アイコンハイライト」の利便性は尋常ではない。

本作の探索はルート自体は(シークエンスブレイクしなければ)比較的固定されていますが、マップが恐ろしく広大でして1エリアが従来作の2エリアくらいの広さがあります。

広大なマップから1つの当たりルートを探すとなると恐ろしく探索難易度が高いのでは……と思ってしまいそうですが、マップの利便性を高めることによって非常にプレイしやすくなっています。

特筆すべき機能は「アイコンハイライト」。
マップ内のアイコンをYボタンでチェックするとマップ内の同じアイコンがまとめてハイライトされます
上記の画像で言えば「チャージビームゲート」がハイライトされています。「チャージビームを取ったあとにチャージビームゲートを簡単に見つけられる」というわけです。

「新しい装備を見つけて新しいエリアに進む」を繰り返すメトロイドにおいてこの機能は革命的で、「どこに行けばいいか分からなくなる」という状況が起こりにくくなっています。

また、上記の「スライディング」の導入に伴い、本作はおなじみ「モーフボールの入手が非常に遅くなっています
最初に取るアイテムのお約束であり、作品によっては初期装備であることさえあったモーフボールが中々手に入らないというのはかなり意外性のある展開であり、シリーズプレイヤーほど「いつもなら通れるところが通れない」と頭を悩ませることになります。

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』じゃないですが、プレイヤーの間にあった「メトロイドのアタリマエ」が覆される展開であったと思います。

総評――探索ゲー好きなら絶対にオススメ!

育成要素が強めのRPG寄りのゲームである『悪魔城』と異なり、バリバリのアクションの探索ゲーである『メトロイド ドレッド』。
比較するとかなり難易度は高くなっていますが、集めたアイテムとマップを読み取る思考力、そして自分の腕の成長をここまで実感できるゲームデザインはとても面白いものでした。

メトロイド』のファンはもちろん、『悪魔城』に近いタイプの探索ゲーが好きなゲーマーの方にも是非オススメしたい作品でした。