Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲 クリア感想


前より、かっこよくなった。




ソウル100%+マップ100.0%。ソウル集めは大変だった。

探索、育成、収集、と三拍子揃った探索型悪魔城の方向性を決定づけた作品。
引き継ぎ2周目やハードモードなどといったおまけ要素も充実し、非常に完成度が高い作品となりました。

本作の目玉はタクティカルソウルシステム
本作に登場する敵のほとんどが固有能力である「ソウル」を所持しており、それを吸収することによって主人公・蒼真は新たな力を得ることができる、というものです。
従来のサブウェポンに相当する「バレットタイプ」、MPを持続消費する「ガーディアンタイプ」、装備していると常時効果を発揮する「エンチャントタイプ」、蒼真のアクションを拡張する「アビリティタイプ」の4カテゴリに分類され、全120種類。

特にサブウェポン付け替えから解放されたのは大きく、サブウェポンを拾うために他エリアに移動して……という手間がなくなりました。もちろん該当するソウルは拾わなければなりませんが。
一部極端に入手率が低いソウルがありますが(ポイズンワームやほねばしらが筆頭……)、よほど運が悪くない限りは有用なソウルがろくになくて攻略すらままならないことはないはず。グッドエンドに必須のソウルは総じて高入手率、高性能だし。

またGBAでは初めて鞭使いではない主人公で、『月下』のように多彩な武器を使って戦うことになります。
これ自体は良いのですが中盤あたりで文句なしの最強武器が確実に手に入ってしまうため、武器集めの方に関してはソウルと比べてモチベを保つのが難しいのは否めないところ。

探索面での難易度は前作よりかなり抑えられています。同じ場所の往復を強要される展開もかなり減少。ただ通る機会が多い荒城回廊あたりは敵の配置が更新される要素があっても良かった気もする。
壊せる壁が復活したものの同時に壊せる壁を探知するソウルも登場しています。代わりに外見ではほぼ判別がつかなくなりましたが。

音周りは前作から大きく改善。
荒城回廊』は本作を代表する楽曲として広く知られるところで、『夜まで待てない』は本作以降ユリウス・ベルモンドのテーマとして定着。ドゥエドゥエドゥエ

おまけ要素としてユリウスモードがあります。
これまたユリウスが非常に強く、ルートを考えれば全ボス撃破で30分掛かりません。そういえばボスの魔力の玉をあえて取らないことってできるのかな?

現在簡単に入手できる探索型悪魔城では一番完成度が高い作品だと思います。おすすめ!