2021年の野球界は「大谷翔平の年」だったと言っても過言ではありません。
コロナ禍で世界的に明るいニュースが少ない中、見事にアメリカン・リーグMVPを獲得し、日本の野球ファンはもちろん世界のMLBファンを熱狂させたことは記憶に新しいです。
で、SIE(ソニー・インタラクティブ・スタジオ)が誇る人気シリーズ「MLB The Show」シリーズ最新作『MLB The Show 22』のパッケージ、そしてオープニングムービーに大谷選手が抜擢され、ゲームの舞台でも"Show Time!"を繰り広げることになったわけです。
日本の野球ゲームの定番が『パワプロ』シリーズなら、アメリカの野球ゲームの定番が『The Show』シリーズといっても過言ではないでしょう。
そんなゲームのパッケージを日本の選手が飾るということは非常に光栄なことでして、如何に大谷選手が大活躍したかと言うことを改めて感じさせられます。
そして発売直後のゲーム内イベントでこんな素敵な対決も楽しめました。
何かと「二刀流」同士として比較され続けたこの両名。当然ベーブ・ルースは既に他界なさっているわけですが、ゲームの中でなら対決可能!
ということで打者大谷を操作して投手ベーブ・ルースに挑むという夢の対決を遊ぶことができたのです。
……わたしの打撃が下手すぎて全然スコアを稼げなかったわけですが。
フォーシームとカーブを綺麗に使い分けるだけで本当に打てなくなる良い例でした。流石が野球の神……。
パワプロシリーズにおける「サクセス」や「マイライフ」にあたる「Road to the Show」モードももちろん搭載。
オリジナル選手を作成し、マイナーリーグのAA級からMLBの舞台「the Show」を目指すというモードです。
とはいえサクセスのようなストーリー性はなく、ひたすら試合と練習のストイックなモードではあります。それ故に英語の理解が不十分でも問題なくプレイできて却って楽しかったりもしますが。
わたしはとりあえず「Terry Watson」(テリー・ワトソン)という左腕投手を作成して半年でMLBに上がりました。
実際のMLBでは半年でデビューなんてまずあり得ませんがもちろんそこはゲームなのでサクサク。
『The Show』、とにかく面白いです。
『パワプロ2022』が4月21日発売なので2週間ほど早く球春到来となったわけですが、本当に中継ぎ気分で遊び始めたゲームとは思えないくらい満喫しています。
Xbox勢ならGamePassで遊べるので、マジでオススメです。
……しかし、今年こそ日本語版が発売されることを期待したのですが、今年もダメでしたね。間違いなく日本でもMLBへの注目が高まっていましたし、ベストタイミングだったと思うのですが。
そもそもSIE発売なのにマルチプラットフォームという奇妙なシリーズでもあるので(MLB側の要請らしいです)、ローカライズにまでコストを掛けられないという事情があったのかもしれません。