Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

緻密なアクション性、そして地形との戦い――『ダークソウル』シリーズ感想記事

DARK SOULS Remastered タイトル画面

今年プレイしたゲームはRPGが多めだったのですが、数少ない例外がこの『DARK SOULS』シリーズ。

たまたまTwitter上で相互フォローの方がやってるのを見かけて、やりたいなぁと思いプレイしました。
上記の通り今年はRPG比率多めだったので無性にACTをプレイしたくなったという事情もあります。

元々『DARK SOULS II: Scholar of the First Sin』は2017年に、『DARK SOULS III』は2018年にプレイ済みだったので再プレイなのですが、第1作の『DARK SOULS』は長らくプレイ経験がありませんでした。

というのも上記の『II』と『III』の初回プレイの時期は『DARK SOULS Remastered』の発売直前の時期だったからか、オリジナル版『DARK SOULS』はSteamのセールの対象外になっていたためです。
その後も何故か『DARK SOULS Remastered』はセール対象から漏れていることが多かったためなかなか購入機会がなく、今年秋のXboxブラックフライデーセールで対象になっているのを確認できたためついに購入。
5年越しでようやく3部作全てをプレイすることができました。

今回のプレイ期間はこんな感じ。

こうしてみると結構な短期集中プレイでしたね……。

ちなみに自分は世界観やストーリーはあんまり気にしていないためその辺の解説はないに等しいのでご了承を。

高難易度を攻略する楽しみ

「心が折れそうだ」はダークソウルの合言葉

ダークソウルシリーズは高いアクション性と攻略難易度、数多くの装備や魔法による攻略自由度が売りのゲームです。
もう1つの売りとして独特のオンラインプレイがあるのですが、今回はほぼオフラインモードでプレイしているのでここでは触れません。

この手のアクションRPGは幾つもありますが、ここまで総合的な完成度が高いシリーズはちょっと他には思いつきません。難易度こそ強烈ですが、攻略法を練ることで「頭で」攻略できるのも秀逸です。

そして1,2は「地形との戦い」というのも重要です。
敵の配置が厳しい地帯は総じて地形の配置もキツく、攻略を誤ると落下死にご招待。
地形も含めて攻略対象というゲーム性に一役買っています。
3はこの要素が大分減り、普通にプレイしていてはほぼ落下死しなくなりましたが。

敵と地形という攻略対象を、自由な育成と装備で攻略していくというやり甲斐のあるシリーズです。

ちなみに独特の世界観やストーリーについて熱心に考察してらっしゃるファンもたくさんいるようです。自分はそこまで細かく考えてないのですが。

DARK SOULS Remastered――第1作にして最高難易度

第1作。2018年発売のリマスター版をXbox SeriesSでプレイしました。

後の作品と比較したときの本作の特徴といえるのは、何より中盤まで篝火でのスキップトラベルが使用できないことにあるでしょう。
また解禁後も移動可能な篝火が非常に限られています。

ゲーム中盤でようやくスキップトラベルが解禁

そのため拠点になる「火継ぎの祭祀場」に戻ることすらままならない場面が多く、代わりに数多くのショートカットが用意されているのが特徴です。
『3』のプレイ時に「マップデザインの完成度が高い」と聞いていたのですが、確かになるほどと思わされる場面が本当に多かったですね。

落下死と魔法多段ヒットでの即死を狙ってくる「混沌の苗床」

一方で第1作(実際は『デモンズソウル』が事実上の前作にあたりますが)だけあってか全体的に理不尽ぎみな難易度の場面がちらほらあり、上記の画像の「混沌の苗床」は極めて悪名高いボスですね。
他にも一定時間以内に数を減らさないとどんどん増えていく「4人の公王」とかもトラウマモンでした。
逆に人型の敵やNPC闇霊なんかはパリィ難易度の低さや行動のシンプルさもあって倒しやすかったですね。

他にも足場の狭さがいくらなんでもやり過ぎレベルの場面が多数あったりと、流石に調整不足だろうなと思わされる場面がそれなりにありました。
画面の暗さも「無理矢理表示範囲を狭めてる」みたいな調整が多くてゲーム全体を通して視認性が悪かったですねぇ……。

あとラスボス。あまりに弱いラスボス。

DARK SOULS II: Scholar of the First Sin――個人的には一番好き

マデューラの明るさはまさに「帰ってきた」感

以前も今回も最初にプレイしたのが『2』。2014年発売のオリジナル版ではなく2015年発売の事実上の次世代機用決定版の方になります。

前作と比べると装備や武器の数が激増し、二刀流システムの追加もあってプレイの幅が更に広くなりました。
ローリングの軽さの切り替わりも50%から30%・70%の2段階になったため装備の組みやすさもかなり緩和されました。まあ最終的に軽装を愛用してましたが……黒魔女シリーズ万歳。

他にも武器の装備枠が左・右3つずつに増えたり、指輪の装備枠が増えたりと戦術の幅が広がったりと前作からゲームシステム的には大幅なパワーアップを遂げています。

どうも他作品と比べると敵の「数の暴力」が問題視されやすいようですが、個人的にはそれほど感じませんでした。弓での遠距離攻撃を愛用してたからかもしれませんが。

選手入城です

全体的な雰囲気が良く、3部作では一番好きな作品です

DARK SOULS III ――軽快なアクションでより万人向けに

序盤でおなじみの壁ボス、冷たい谷のボルドさん

第3作。

アクションが前2作と比べると軽快になり、全体的なゲームスピードの上昇を差し引いてもかなり難易度が低くなりました。

主な新システムは「戦技」。概ね武器種ごとに設定されている特殊技(一部のユニーク武器は固有技だったりもする)でして、リソースである「FP」を消耗して特殊な技を使うというものです。

特に使いやすい武器種の「直剣」に付与されている戦技「構え」非常に万能でして、とりあえず盾構えてる敵に構え+Rの斬り上げで盾崩し→致命の一撃、中距離でやや攻めあぐねているときに構え+RTの踏み込み突きでスーパーアーマー付き攻撃。
人型の敵なら大体これでどうにかなっちゃいます。これも3の難易度が低い理由。

あと地形が非常に広くなり、まず落下死することがなくなりました。
敵の配置も以前よりはわかりやすくなり、純粋に戦闘に勝ち抜くというゲームデザインに変化している感があります。
ゲームボリュームも2と比べると若干減少しています。

ボスたちがいちいちカッコいい

あとはボス戦前のカットシーンが異様にカッコ良くなってますね。
こういう演出は気合いが入るからホント好きですよ。

全体的にアクションRPGとして万人受けする方向に変わった一方、若干ヌルくなった感はある作品ですね。

さいごに

お察しの通り万人受けするタイプのゲームじゃないですが、自分はこういうゲームが大好きです。
歯ごたえのあるACTが好きならやる価値はありますよー。

『エルデンリング』ももうちょいセール価格が下がったら買うかもしれませんね。