Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

ポケモン史上最も自由な冒険――『ポケットモンスター バイオレット』プレイ感想

タイトルコール

なんと今年3本目のポケモン
1年にポケモンを3本もプレイしたのは流石に初めてな気がします。

ポケモン図鑑完成&クリア後のジム再戦まで完了。プレイ時間は約56時間。

tea-wind.hatenablog.com

tea-wind.hatenablog.com

本作もかなり良い出来でした。バグの多さや動作の不安定さなどはもうポケモンのお約束なのでしゃあないと割り切ってますが……。

ということで続きからプレイ感想。

オープンワールドポケモン

序盤の灯台からテーブルシティを望む

今回のポケモンオープンワールドでして、テーブルシティ出発後は攻略順が自由です。

主に3つのストーリーラインに分かれていまして、

  1. 従来通り8つのジムを回る「チャンピオンロード
  2. 伝説のスパイスを求めてヌシを捜す「レジェンドルート
  3. 学園の不良集団「スター団」を成敗する「スターダスト☆ストリート

となっています。

捕獲ポケモンの言うことを聞くレベルの解放とショップの拡張、ミライドンの移動力強化、わざマシンのラインナップ強化とそれぞれにメリットがあり、目的に合わせて自由に攻略順を組み立てることができます。

全てのストーリーラインを完走すると最後のストーリーが登場し、これをクリアすればエンディングです。
ストーリー自体はあまり奇をてらってはおらず、全体的に「いい話だった」と感じられる内容でした。

沼で戯れるドオーとウパーの群れ

今回は完全にシンボルエンカウントに統一され、設定通りポケモンが群れを成している姿もよく見られるようになりました。
序盤のイベントでのデルビルとヘルガーの群れはかなり印象に残っています。

もちろん序盤から高レベル地帯に特攻もできますが、高レベルのポケモンは言うことを聞かないため高レベルポケモンで簡単に無双とは行きません。
『剣盾』の時は高レベルポケモンは捕獲自体ができなかったのでそれと比べると改善はされていますが。

概ね本編『ポケモン』のオープンワールド化としては期待通りの出来で、探索にバトルにと存分に楽しめました。

一方で「処理落ちの多さ」等の最適化不足は流石に指摘せざるを得ません。
バトル中も周囲の野生ポケモンが消えない、地形上可能ならポケモンの進化演出もそのままフィールドで行うなどいろいろと臨場感重視に作られているのは分かるのですが、やはり処理落ちの多さに繋がってしまっており、ちょっと無理をしすぎかなという印象です。
ちなみに約56時間のプレイでエラー落ちは2回でした。

UI関連も『LEGENDS アルセウス』で高評価した「モードレスなUI」が軒並み元に戻ってしまっていたのが残念でした。あとカメラ速度変更がなかったりミニマップの北方向固定がなかったり……。
本編はやっぱり低年齢層を想定したゲームデザインになっているためやむなしなんですかねぇ。

パーティーメンバー紹介

今回は見事に物理に偏ったPTになりました。全員新規勢で構成。

ピクニックでパーティー撮影。みんな思い思いに過ごしててシャッターチャンスがない(笑)

マスカーニャ(くさ・あく)

腕に乗っかるニャオハの可愛いこと。
個人的には中間進化のニャローテが一番好きです。

最初の御三家「ニャオハ」の最終進化。物理型の高速アタッカー。

発売前は「ニャオハ立つな」等とネタにされていましたが、普通に可愛らしい感じに進化して割と好み。ニューラ系に似た感じですね。

専用技の「トリックフラワー」が強烈でして、威力こそ70ながら確定急所・必中という超性能。確定急所ということは自身の攻撃ダウンや相手の防御アップなどを無効化できるということであり、安定して高い火力を出せます。

弱点は紙装甲。しかもくさ・あくというタイプの組み合わせは一切弱点を補ってくれないため、なんと7つも弱点があるという有様。

ドオー(どく・じめん)

パルデアのすがたのウパーから進化したヌオーの親戚筋。

すばやさがないに等しい反面、高いHPと特防による高い生存性、どくじめんというタイプによる広範な耐性と攻撃範囲、弱点を帳消しにする特性「ちょすい」を揃えた強力なポケモン。最序盤から最後まで大活躍してくれました。

そして最大の強みがこれ。

まんまる正面顔

かわいい。

ヌオー譲りのゆる~い雰囲気、丸っこい身体にちっちゃくて丸い手脚、連れ歩きの時の絶妙な足の遅さなどなど全てがかわいいポケモンです。

原種のウパーやヌオーも大好きなんですが、それを上回る圧倒的可愛さ。その割に恐ろしく強いお陰で出番も多く、本プレイ最大の癒しでした。かわいい。

ソウブレイズ(ほのお・ゴースト)

連れ歩きでプレイヤーの背中を護ろうとするためなかなかシャッターチャンスがない

蒼炎の剣士。発売前の情報公開でその圧倒的な格好良さによりわたしをバイオレット版に導きました。

『LEGEND アルセウス』のバクフーンのようにほのお・ゴーストの攻撃範囲はかなり強烈なのですが、それに加え剣士なだけあり「みねうち」「つるぎのまい」も覚えるため捕獲要員としても申し分なし。
ゴーストタイプが付いているお陰で「とっしん」や「すてみタックル」の自滅も防げるのも優秀でした。
睡眠は相方ドオーの「あくび」におまかせ。

専用技「むねんのつるぎ」が高威力かつ吸収回復なのでかなりレイドバトル向き。レイド要員として育て直してみたいところですね。

パーモット(でんき・かくとう)

進化条件が「連れ歩きの歩数」なのはなかなか分かりづらい

ピカチュウ枠のでんきネズミ……がなんとかくとうタイプに。
こうげきとすばやさが高く伸びる典型的な高速物理アタッカー。ただ覚える技にあんまり良い物がなく、わざマシン頼りになりがちでした。

やっぱり圧倒的にかわいい。もちろん「ほっぺすりすり」も覚えます。麻痺させられたい。

バウッツェル(フェアリー)

パンモチーフで犬ポケモンって凄い発想

パンモチーフのわんこ。かわいい。
フェアリー単色ですが特性「こんがりボディ」によりほのお無効。地味に役立ちました。

ステータスが低いためあんまり出番は多くありませんでしたが、要所要所で「あまえる」を駆使したデバッファーとして活躍。
特に「レジェンドルート」の最終戦はバウッツェル抜きでは突破不可能。助かった。

エスパトラエスパー)

鳥なのにエスパー単色

あまりにもPTが物理に偏り過ぎているので途中で交代加入したエスパー鳥。

ルミナコリジョン」は確定で相手の特防を2段階低下させる専用技。便利。
やっぱりエスパータイプはそれだけで便利で、どくタイプやかくとうタイプへの対抗手段がなさ過ぎるPTなので要所で活躍してくれました。

総評

安定性の問題こそあれど、「オープンワールドになったポケモン」というゲームデザインは申し分ない出来です。
今後アップデートでの改善が見込まれますし、いずれなんとかなるでしょ、うん。

あとはDLCやるんですかね。今のところ何の情報もないですが……。楽しみです。