『パワポケR』発売から1週間。
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド』と丸被りだった関係で遊び尽くせているかとているとそこまででもないですが、約10年ぶりのシリーズ復活を喜びを持って迎えております。
わたしの青春を共に過ごしたシリーズで、最初にプレイしたのはGBAの『パワプロクンポケット1・2』でした。つまり『R』のリメイク元ですね。
表サクセスはADVとしてリプレイ性に優れ、「野球」「選手育成」というADV部分以外のゲーム性があるため飽きにくく、そして何よりストーリーが面白い。裏サクセスはADV・RPGとして本当に面白く仕上がっていまして、特に『10』の「バトルディッガー編」が未だに大好きです。それが毎年出ていたんですから狂気の沙汰。
わたしがテキストADVというゲームジャンルに満足できない理由は他ならぬ『パワポケ』のせいです。
多くのテキストADVはイベントを揃えることだけがゲーム性で、フルボイスのせいでゲームテンポは悪く、パワポケのように衝撃的なシナリオを揃えても居ない……。
比較対象が悪すぎるといえばその通りですが。
さて、『パワプロクンポケット』シリーズといえば「野球をしない野球ゲーム」という風評があります。コナミ自身ですらそう宣伝している節がありますが……。
しかしそれは半分は誤りで、「どんなことでも野球で解決する」がパワポケの本質ではないかと思っております。
表サクセスなら高校野球編・プロ野球編はもちろんのこと、何かとフリーダムな社会人編だって、いつだって野球が物事を解決します。
どれほど世界を揺るがすような事態であっても、主人公たちが戦うのはいつだって野球。
裏サクセスであっても、野球人形という存在が常に存在しますし、その野球人形が直接的にシナリオに関わってきた例もあります。
「野球があればなんでもできる」……それがパワポケシナリオの真髄なのではないかなと思います。
その野球があれば何でもできる世界が、今後もまた続くように願うばかりです。
Twitterのフォロワーさんにも『パワポケR』で初めてパワポケを触る方が何人かいらっしゃいました。
この何でもありの世界を楽しんで頂けたら嬉しい限りです。