Tea-Wi's Peaceful World

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【ゼノブレイドDE】ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション 本編クリア感想


「僕が――いや、僕たちが望むのは、神無き世界だ!」

※これは本編クリア後の感想です。追加ストーリー「つながる未来」に関してはクリア後に別記事に記載予定。

10年前のゲームですが、今なお最高峰の面白さを誇る素晴らしいRPGです。
原作の感想はNew3DS版発売後に投稿しており、今回プレイしてみてもその内容について揺らぐことはありませんでした。
現在の目線でも史上最高のRPGの1つ、そう断言していいと思います。
New3DS版当時の記事はこちら

本記事では全体的な感想についてはNew3DS版の記事に譲り、DE版独自の特徴と各キャラ・ボスなどの強敵についての短評を掲載します。

DE版の特徴

プレイしていて、オリジナル版の仕様に戻して欲しいと感じる点は皆無でした。
これこそがリマスター版としての完成度の高さを何よりも証明していると言えるでしょう。

総じて「かゆいところに手が届かなかった」点に徹底して改良が加えられています。
冗長になることを覚悟の上で片っ端から並べていきます。この物量に満ちた改良点の数々こそ本作最大の特徴と言えるでしょう。

  • リマスター版なだけあり、グラフィックは全面的に作り直されました。非常に綺麗です。
  • ハードスペックが大幅に上がったため、オリジナル版で頻発していた処理落ちがほぼ起こらなくなりました。快適です。
  • 上級者設定」が追加されました。戦闘以外のEXPはストックに入るようになり、任意にレベルに反映させることが出来ます。レベルを下げることもでき、下げた分のEXPもちゃんとストックされます。すぐにレベルが上がりすぎてしまうこのゲームでものすごくありがたい機能。
  • 多くのBGMが新録されました。オリジナル版BGMと切り替えることも出来ます。
  • オリジナル版にあったバグのほとんどが修正されました。
  • 装備やアイテム画面のソートはちゃんと保存されるようになりました。
  • 素材アイテムの所持数制限がなくなり、何を捨てるか考えなくても良くなりました。武器防具の所持数制限も大幅に緩和されているようです。
  • 実際の装備とは別に、見た目に反映される「ファッション装備」が追加され、好きな見た目で冒険ができるようになりました。
  • 大柄すぎてダサいとのツッコミが多かった重装備のデザインが一新されましたが、オリジナル版のデザインも別装備として残されています。
  • 新規装備がいくらか追加されました。性能的に見るべき点はあまりありませんが、個性的な見た目をしておりファッション用途にはイイ感じです。
  • メニュー画面の左上にモナドが配置。表示したメニューによっていろいろな漢字を表示してくれます。
  • エストにナビゲーションを設定出来るようになりました。モンスターだろうがNPCだろうがコレクションアイテムだろうが徹底して追跡してくれます。時間帯が合わない場合もちゃんと指摘してくれます。
  • キズナグラムの機能が大幅に拡張され、物々交換を確認したり、NPCの配置をマップ上に表示することが出来ます。
  • アーツ書が自動で消費されるようになりました。習得済みのアーツ書はショップ等でマークが表示されます。
  • フィールド上でLスティック押し込みで拡大マップが表示されます。
  • 戦闘時、アーツ特効が発生する時には専用のアイコンが出現するようになりわかりやすくなりました。
  • スパイク持ちの敵の名前欄に専用のエフェクトが追加され、ひと目でわかるようになりました。
  • イベントシアターが追加され、任意の装備・時間・天候でイベントを観ることが出来ます。

……ぱっと思いつくだけでもこんなところでしょうか。これでも改良点としてはごく一部であると断言できます。
気になった点が皆無とはいいませんが、そのいずれもがオリジナル版から存在していたものであり、今作になって増えた問題点のようなものはほとんど見受けられません。
これほど大胆な作り直しを「リマスター」という単語に集約していいものなのでしょうか……。

各キャラクター短評

シュルク
主人公である「モナドに選ばれし者」。開発者曰く「嫌われない主人公にしよう」とのこと(Wii版発売当時の『社長が訊く』より)。
その名の通り特段嫌味なところは皆無で非常に優等生な主人公。中の人の熱い演技も相まって心に残る名シーンは多い。
戦闘面では「エアスラッシュ」「バックスラッシュ」などで活躍するアタッカーであり、多種多様なモナドアーツを操るサポーターでもある。
単独では全く真価を発揮できないキャラで、盾役となる相方がいてこそ本領を発揮できる。
モナドアーツでの補助は非常に強力で、特に対タレントアーツの「盾/シールド」、対物理・エーテルの「鎧/アーマー」、対オーラ・スパイクの「破/ブレイカ」あたりは大変お世話になる。「斬/バスター」は浪漫
忘れちゃいけないのが未来視。ゲーム的には誰がバトルメンバーでも扱えるけど設定上は彼が居ないと出来ません(実際シュルクがPTから離脱している戦闘では未来視が使えなくなる)。
タレントゲージをキープしておきたい都合上オートアタックの比率が高くなりやすいため、デバフ付与系のジェムと非常に好相性。「パラライズ」「素早さダウン」あたりは鉄板。モナドII覚醒以降は基本的に常時武器スロット3なのも非常にありがたいところ。
彼が居るだけで格上や機神兵を相手取るときにグッと楽になる。飛び抜けた性能があるわけではないが、PTに居るだけで活躍してくれるまさに主人公

ライン
シュルクの相棒であるコロニー9の防衛隊員。
PT屈指のおバカキャラでありネタ要素も強いが、その男らしい性格による名言製造機でもある。特にガドとのやりとりはカッコ良すぎる。
鍛え上げられた肉体と盾を兼ねた武器により、PT全体の盾役を担う鉄壁。
防御性能はPTぶっちぎりトップであり、タレントアーツ以外の攻撃なら難なく受け止める。タレントアーツはシュルクの「盾」に頼ったり、自分の「ラストスタンド」で強引に耐えたりしよう。
攻撃面でも地味に良アーツの揃い踏みであり、代名詞「ワイルドダウン」をはじめ、超高速リキャストで半ば通常攻撃代わりに使える「ボーンアッパー」「シールドバッシュ」、付与できるデバフが超優秀な「ダイブソバット」、盾性能を飛躍的に引き上げる各種オーラアーツ、そして究極の浪漫「バレットチャージ」「ソードパイル」。
わたし的には一番操作していて楽しいキャラクター。敵の攻撃を引きつけて戦況を自在にコントロールするのはクセになる。

カルナ
コロニー6の衛生兵であった女性。リマスターによってとても美人さんに。
セクシー枠扱いでもあるのか追加装備も総じて高露出だったりする。
エーテル銃を駆使した回復・補助や遠距離攻撃に特化したキャラ。アーツを使いすぎると武器がオーバーヒートしてしまうのが欠点。
ヒールバレット」「キュアラウンド」と基礎的な回復アーツから、テンションを上げる「ヒートバレット」やオーラ継続時間を延ばす「オーラバレット」といった変わり種の補助アーツもちらほら。
攻撃面では「サンダーバレット」一辺倒で良いくらいのキャラ。実は「ヘッドスナイプ」が決まると気持ち良かったりもするけど。
序盤はどうしても操作できない時間が長くなりがちなので操作キャラとしては面白みに欠けるが、「ドライブブースト」やスキル「狙撃者の極み」、ジェム「ヒートシンク」が揃ってくると一気に出来ることが増えて面白くなる、操作キャラとしては大器晩成型といえる。

ダンバン
本編の1年前、大剣の渓谷でモナドを操り活躍した「コロニー9の英雄」。
現在は片腕の自由を失いながらも、利き腕ではない左手で卓越した剣技を操る。
PTの中でも年長者であり、英雄としての知名度もあって対外的にもよく知られた人物。本人も語るとおり「保護者」といったところである。
桜花乱舞」を代表とする剣技による高い攻撃力とヘイト管理に長けた各種アーツを操る、超攻撃的アタッカー。
その攻撃力の高さによりヘイト獲得能力も高く、高い素早さとオーラ「明鏡止水」によって敵の攻撃を回避する「回避盾」である。
実はヘイトを稼ぐだけでなくオーラ「陽炎」で消すこともでき(しかも発動中はクリティカル100%)、ラインと組ませてアタッカー運用すると尋常ではない攻撃性能を発揮する。
疾風刃」から派生すると特効が発生する「雷刃砲脚」「天地剣」「風神旋脚」、更に「雷刃砲脚」で崩しを与えたなら更に「鉄功弾」で自ら転倒を加え、「風神旋脚」で背を向ければ「天雷」で強制気絶、と総じてコンボ性が高いアーツが特徴的
代名詞であるタレントアーツ「桜花乱舞」はかなりゲージが貯まりにくく、それを補助する「千刃天翔」「背水影技」などのアーツを併用したいところ。
操作キャラとしても各種コンボをどう駆使するか考え甲斐があって非常に面白いキャラ。

メリア

 

ハイエンターが暮らす皇都アカモートの皇女。追加ストーリー「つながる未来」でも活躍する。
ストーリー上でも多数の試練に見舞われ、もうひとりの主人公といった雰囲気が強い。ストーリー上あまり報われない印象が強く、上記の「つながる未来」で活躍することになったのも本編の彼女が不憫だったからだとか……。
ハイエンターはエーテルとの親和性が高い種族であり、カルナのエーテル銃のような触媒を使わずにエーテルを操ることが出来る。他のキャラも触媒なしで使えるエーテルアーツは山ほどあるが。主にリキ
サモン・○○」は周囲の味方にバフを与え、タレントアーツ「エレメント発射」で召喚したエレメントをバフの消失と引き換えに敵に発射して攻撃するという一風変わった戦い方を得意とする。
サモン・アース」の召喚時物理軽減&発射時の毒付与、「サモン・ウィンド」の召喚時素早さ上昇、「サモン・ボルト」の発射時ダメージあたりが特に優秀。
総じて超高火力で、やり過ぎると一瞬でヘイトを取って死ぬのが欠点。バフ効果も非常に強力なので、2つは常にキープしておき最後の1つを状況に応じて随時発射するくらいでちょうど良いかも。
「エレメント発射」は常にタレントアーツ扱いなのでチェインアタックの繋ぎ役としても非常に役立つ。
任意のバフを切り替えられる性質からプレイヤー操作向きのキャラ。CPUに使わせる場合はアーツを厳選したいところ。

彼女のもうひとつの姿、それは「スピアブレイク」→「スターライト・ニー」のコンボによる強制転倒を用いた転倒ハメの始動役としての役割である。
このゲームでは「崩し」を発生させて「転倒」につなげるのだが、「崩し」に耐性を持つ敵は基本的にチェインアタックを経由しなければ「崩し」を与えることが出来ない。しかしこのコンボはそれを無視することができてしまう
レアアイテム狙いの格上狩りではその相手の多くが崩し耐性持ちなので、この特性が非常に光る。
もっとも、これを見越してかメリアの素早さは全キャラ中最も低く、まずこのコンボを当てるための装備のセットアップも結構大変だったりはするが。

 

リキ

ノポン族が住むサイハテ村、その「今年の伝説の勇者」。
40のおっさんだがとんでもなく可愛い。DEになって表情やアニメーションに磨きが掛かりまくっている。
ノポン族における「勇者」は「借金のカタに危険な仕事をさせられる」者を指すらしいのだが、リキは実力面でも「勇者」にふさわしい強力なキャラクターだったりする。ストーリー終盤にサイハテ村の住人に話しかけに行くとなんだかんだで頼りにされているのがわかる。
スリップダメージにより総火力に非常に優れる「ドクドクだも」「ヒエヒエだも」「カムカムだも」、カルナ涙目の範囲回復アーツ「ガンバルも」、パーティーゲージを直接上昇させる「ヨロコベも」、PT全体のテンション維持に役立つ「ユウキだも」など優秀なアーツが目白押し。
瞬間火力は得意分野ではないが「モラッタも」などがある。そして敵のデバフ全解除というデメリットの代わりに超倍率の「クイアラタメも」なんて浪漫技も。
彼に出来ないのはヘイト稼ぎくらい(その割には盾役向きのオーラやスキルもきっちり備えられていたりする)。
CPU任せでも的確に戦ってくれるし、プレイヤー操作ならデバフ切れを的確に上書きしたりもできる。
この上らしく愛らしい、しかし確かな強さを持つ「勇者」の姿を目に焼き付けよう。

フィオルン
ダンバンの妹であり、シュルク・ラインの幼なじみでもある本作のメインヒロイン。
ゲーム開始後まもなくPT加入するが、機神兵のコロニー9襲撃で殺害されてしまい、彼女の敵討ちの為にシュルクたちはコロニー9を旅立つ。
そしてストーリーも後半にさしかかった頃、機神兵によって改造されながらもPTに復帰することになる。
初加入時・再加入時ともにナイフの二刀流を駆使する。再加入時は物理だけでなくエーテル面でも強力なアーツを多数持つ、ダンバンをも上回るPT最高峰のアタッカーとなる。
オートアタックですら恐ろしく強く、特に「スピードシフト」発動時は何もアーツを発動しない方が強いという暴力的な破壊力を誇る。発動条件こそやや厳しいもののメリア同様強制転倒効果の「ファイナルクロス」まで備える。
耐久力もそこそこあり、また「アーツヒール」「HP吸収」などの回復系ジェムとの相性も非常に良いため、ラインの「防御盾」、ダンバンの「回避盾」に次ぐ「自己回復盾」なんてこともできてしまう。
恐ろしく強力なキャラだが、スキルリンクに関する制限が厳しいことが最大の欠点。星型のスキルを一切リンク出来ないため、シュルクの「友情の連鎖」やメリアの「無心の悟り」といった強力なスキルが使えない。
プレイヤー操作でその圧倒的な破壊力を満喫するのが楽しいキャラ。

愛すべき強敵たち

ストーリーボスはほとんど苦戦しなかったので、本作のエンドコンテンツ枠たるLv100超えユニークたちを紹介。

・終世のマークス(Lv100/ヴァラク雪山)

 

機神界クリア前で唯一戦えるLv100超えユニーク。ただ実力面は他の四天王と比べると2段階くらい劣る程度でしかない。

一応素早さが126とそこそこ高めで、名前欄が赤い段階ではレベル差補正が大きく攻撃を当てるのに非常に苦労する。またレンジスパイク持ちなので、ジェムで対策するか転倒ハメで一気に勝負を決めていきたいところ。
筋力やエーテル力のステータス自体は高くないが各アーツのダメージ補正が非常に大きいため攻撃力は侮れない。防御力が低い状態だと一瞬で持って行かれるのはなんだかんだでLv100ユニークなだけある。

ドロップに関しては決して他の連中に劣らず、「ベリタス・グリフ」や「グローリーシリーズ」、ユニーク武器でもトップクラスの性能を誇る「ラゲルハンス」「インフィニティ」などこれでもかと有用なものを落とす。
むしろマークスで有用な装備を揃えて後述の更なる強敵たちに挑むのが王道か。

 

・太古のデイダラ(Lv105/落ちた腕)

 

リマスターで表面の朽ち果てた質感がより感じられるようになった本作最強の機神兵。
なんてったって最大の特徴は馬鹿広い探知範囲と開幕「レーザー」。
よくあるのが半端な距離でリキの「ヨロコベも」でゲージ溜めをしてから戦闘開始しようと思ったら向こうから近づいてきて準備が出来ないまま戦闘開始という地獄。ちなみにリキはHPが非常に高いため、未来視が出ないでレーザーが直撃するハメになることが多いのも困りもの。
普通に死にかねない威力なのでまずこの出落ちに対処できるかどうかが大前提と言って良い。シュルクの「モナドアーマー/鎧」が鉄板か。嫌がらせのように「レーザー」以外のアーツは全て物理タイプなのでうかつにエーテル防御特化装備などにしようものならその後の戦闘でボコボコにされる。出血と転倒対策も重要。
また1260ダメージという甚大なレンジスパイクを連打してくるのも問題で、ジェムで対策していないと一瞬で殺される。

Lv105とまだ低めな部類なのに対して素早さはたった80であり、こちらがLv99の場合は素早さ200を確保していれば問題なく戦えるのが救い。転倒やパラライズ、素早さダウンも普通に有効で、比較的絡め手が通用するのもありがたいところ。ただ気絶は無効(この先の連中も同様に気絶は効かない)。
「夜間命中アップ」「ヒートシンク」のランクVシリンダーを所持。特に前者はこの先の化け物共に対抗するには絶対に必要になる超重要ジェム。「ワイルドダウン」や「明鏡止水」の上級書もぜひ頂いておきたい。
総じて転倒ハメ向きの敵で、上述のシリンダー集めのためにも連戦させられることになるので準備をしておきたいところ。

 

・暴帝のアルセーヌ(Lv108/燐光の地ザトール)

 

見た目は可愛いウサギさん、中身は今作屈指の強敵。
ステータス自体は全体的にやや低めなものの恐るべきはその素早さ。素の数値120に加え、こちらがLv99の場合は更に-180の減算が掛かるため、実質的に素早さ300相当のステータスを持つ化け物。
こちらが素早さアップ系のスキルやジェムをフル積みして夜間命中アップVIも装備して、更に素早さダウンのデバフを与えてやっと互角に近いという恐るべき素早さを誇る。
筋力こそ1800とマークスにも劣るが、代わりにアーツの攻撃倍率は馬鹿みたいに高い。特に「エンペラーコンボX」は無策だと10000ダメージを超えるため対策なしでは耐えられない。アルセーヌの身体が小さいため「エンペラーソバット」の範囲攻撃に味方を巻き込みやすいのもネック。

性質上コンスタントに素早さダウンを与えられると楽なこと、筋力の値自体は高くないことから、高い素早さに反して実はダンバンよりラインを盾に据えた方が相性良く戦えるモンスター。
ラインの素早さの低さは「ダイブソバット」の素早さダウン効果でカバーでき、味方もうひとりに「素早さダウンVI」「武器発動アップVI」のジェムを付けておけばほぼ盤石。
防御1300程度まで上げて「レイジ」を発動しておけばアーツが直撃しても1000食らうかどうかまで押さえ込める。「エンペラーコンボX」は「ラストスタンド」でおk。

会心アップ」のランクVエーテル結晶を所持。MEGAHEATさせられればこれだけで会心率+25%という超強力なジェムで、特に「兜の緒締め」を持つダンバンの最終装備筆頭。モナドIIIにこれをつけるだけで会心率105%になる

 

 

・豪雪のベルガサス(Lv114/ヴァラク雪山)

 

かつてムムカと死闘を繰り広げた大氷河にそびえる巨大なマンモス……ではなくベヒーモス。このゲームのベヒーモスは微妙に水生生物っぽいモチーフが取り入れられているのが細かい。
ここから素早さ補正がLv99でも最大となり、-200となる。ただベルガサスの素の素早さはたったの50、アルセーヌとは補正込みで50も差があるのでこれ自体への対処は容易。

見ての通り巨大な身体を駆使した範囲攻撃が多彩で、特に「覇王の毒息」は毒対策をしていないと確実に死ぬと断言して差し支えないほどの脅威。「大連峰スタンプ」も広範囲物理攻撃を3連打するだけというシンプルさながらヤバい技で、盾役は耐えられても他ふたりが壊滅することもしばしば。
また崩しも転倒も普通に有効……に見せかけて2540ダメージという激烈なダウンスパイクを備えており、無策では転倒させた瞬間死あるのみ。
素の筋力も2800と恐るべき数値であり、ただオートアタックを連打されるだけでも十分脅威。それゆえに「パラライズ」が扱えるPTだと一気に楽になる。

物理エーテル問わない純粋な火力が最大の脅威であり、ご丁寧に筋力ダウンも無効なのでこの火力に正面から立ち向かうのがテーマとなる。
素早さ自体は低いのでダンバンで避けるかラインで耐えるか。前者の場合は「大連峰スタンプ」をダンバンが避けるせいで未来視が出ずPTが壊滅し、後者の場合はエーテル防御が手薄になりやすいので「覇王の毒息」で一気に持って行かれるというそれぞれ別の問題点があるのがバランス取りとして秀逸。

「タレントブースト」のランクVエーテル結晶を所持。タレントアーツが劇的に使いやすくなる代わりにオートアタックが弱体化するので使いどころが難しいが、メリアが「エレメント発射」によるバフの切れ目を作ることなく「エレメントバースト」発動を狙えるようになるのが一番の用途か。

 

 

雪檻のアバーシ(Lv120/ヴァラク雪山)

 

「つながる未来」の舞台となる巨神肩にも自身の名を冠する地名があることが判明したドラゴン。
素早さは80(補正込み280と考えてよい)。アルセーヌよりはマシとはいえ、無策で攻撃を当たられるほど甘くもない。
最大の特徴は言うまでもなくカウンタースパイク「即死」。無策では殴った瞬間死ぬとかいう訳のわからないことになる。
ただ「全デバフ抵抗VI」のジェム1個で解決する上、最大の脅威である「獄炎鬼殺し」の炎熱・パラライズの効果も無力化できるため対策さえしてしまえばそこまで怖くはない。

使用するアーツ自体は4つと少なく、高威力物理アーツの「超甘噛み」、範囲転倒効果物理アーツの「超尻尾打ち」、広範囲炎熱エーテルアーツの「獄炎鬼殺し」、そして余裕の15000ダメージを叩き出すタレントアーツ「超天空体当たりX」。
ただ行動パターンが少ないと言うことは対処し易いと言うことでもあり、十分な防御力を持たせた盾役に「転倒抵抗VI」を付けて味方を「超尻尾打ち」に巻き込まないようにするだけでほぼ安定。
むしろ問題は80万という驚異的なHPと常時物理40%/エーテル60%という超耐性による耐久力。「夜間命中アップ」の効果は名前通り夜間(19時~4時59分)までしか適用されないため、事実上の攻略制限時間がついていると言って差し支えない。盾役が盤石なら更に次の夜まで耐え抜くことも不可能ではないが……。

攻撃に耐えるだけなら問題ではないが、こちらも相応の火力を持って当たることを求められるあたりなんともヤズマット感がある敵。


今後は「つながる未来」をプレイしていく予定。まだまだ満喫していきます。