ライズのときにもやった入れ替え技の考察です。
サンブレイクにて入れ替え技が3種追加され、技の枠自体も2つ増えて合計5つになりました。
またver10アップデートでの片手剣そのものの調整に伴い、既存の技も性能が変わっておりライズ時点とは扱い方が変わった技もいくつかあります。
本記事ではそれを踏まえて、サンブレイク版での入れ替え技について考察していきたいと思います。
今回も各データは「kuroyonhon.com」様より引用させて頂いております。
入れ替え技1（立ち状態でX+A／抜刀攻撃）
突進斬り
片手剣の基本技の突進斬り。技威力（モーション値）は22。
ver10アプデで威力が強化されたが、使い方は今までとは特に変わらない。
発生後から一定時間スーパーアーマーが付与されるため、ひるみ軽減を発動していない場合は重要な技。
滑り込み斬り
滑り込みながら斬り付け、出掛かり部分がヒットしたら駆け上がり斬り→フォールバッシュ（弱）に派生する技。滑り込み斬りの技威力は22。
全体的に技威力が大幅に強化されたSBの片手剣で駆け上がり斬りとフォールバッシュ（弱）は全く強化を受けなかった数少ない技であり、総合的な火力面では突進斬りからの地上コンボにはとても敵わなくなってしまった。
駆け上がり斬りに無敵があるためそちらが本命だが、疾替えの実装に伴い先駆けという共通回避技や、滅・昇竜撃と風車を両立することも現実的になり、無敵技としての立場も危うい。
入れ替え技2（盾攻撃後A）
ハードバッシュ連携
バックナックル→ハードバッシュの順で派生する。技威力は24+37で合計61、属性はゼロ。
盾攻撃なので属性が一切乗らないがスタン値を蓄積可能。属性が乗らないのはデメリットだが、本作ではそもそも回転斬りループが基本コンボなので使い分ければ問題なく属性と両立できる。
MRではモンスターのスタン耐性が上がっているが、それでも片手剣の盾攻撃の性能なら1～2スタンは余裕で狙えるため、本作でも有用度は高い。
穿ち斬り連携
突き→穿ち斬り（3ヒット）の順で派生する。技威力は22+28・10・10で合計70、属性補正は1+1.5・1.2・1.2で合計4.9。
前作と比べ属性部分が大幅に強化され、瞬間的に属性ダメージを稼ぐことに掛けては他のコンボを凌駕する性能を誇るようになった。
ただ代わりに物理部分が全く強化されなかったため、総合的なDPSでは回転斬りループに到底及ばず、ナルガクルガの翼のような物理が硬い・属性に脆い部位にピンポイントで運用するのがやっとといったところ。前作と比べると実用度はかなり落ちてしまった。
入れ替え技3（横斬り後X）
剣盾コンボ
盾で殴ったあと剣で斬り下ろす攻撃。技威力は12+24で合計36、属性補正は0+1.0。
片手剣の伝統的な産廃技。相変わらず使い道は皆無なので、迷わず後述の剣二連コンボに入れ替えていい。
剣二連コンボ
回転しながら剣を振り抜き、直後に突き攻撃を繰り出す技。技威力は24+26で合計50、属性補正1.2+1.2で合計2.4。
剣盾コンボと異なり威力が高く、剣盾コンボと異なり属性にプラス補正が付いており、剣盾コンボと異なり360度自由に方向転換しながら使え、剣盾コンボと異なり1段目でキャンセルして回避することが可能で、剣盾コンボと異なり斬り返しからXで派生できるためループコンボを組める……と、剣盾コンボと異なりあらゆる面で非の打ち所がない高性能技。
水平斬り→斬り返し→剣二連コンボ→水平斬り……のループコンボは全てのタイミングで回避に派生可能、属性DPSはトップクラスで物理DPSも回転斬りループに迫り、回転斬りループ同様任意に方向転換可能と超優秀なループコンボ。
回転斬りループとは異なり剣二連コンボから直接旋刈りに派生できるためフィニッシュのタイミングを測りやすいのも大きなメリットで、旋刈り派生を使いこなせば使いこなすほど回転斬りループとの差は縮まり、逆転も十分可能。
入れ替え技4（鉄蟲糸技：ZL+X）
飛影
翔蟲に引かれて飛び出しながら斬り付け、モンスターに当たったら駆け上がり斬りに派生する技。駆け上がり斬りからはフォールバッシュ（強・2ヒット）、落下突きに派生可能。
翔蟲の消費は1、回復時間は6秒と非常に速い。
飛影自体の技威力は18と低めだが、派生先のフォールバッシュが52+47の計99とかなり強力なので1ゲージ技としては破格の攻撃性能を持つ。
滑り込み斬り同様、駆け上がり斬り自体に無敵が付いているのも捨てがたいところで、モンスターの攻撃を上手く読めれば予め飛びかかっておいて駆け上がり斬りの無敵でスルーしてフォールバッシュを当てるなんてことも可能。
シールドバンプ
翔蟲に引かれて盾を構え真っ直ぐ飛び出し、ガード判定を発生させながら盾攻撃をする技。
技威力は37、翔蟲の消費は1、回復時間は10秒と標準的。
移動技としての性能は飛影以上に優秀でかなりの距離を高速移動でき、モンスターに命中するとちゃんと止まってくれてそのまま地上コンボに派生できる。
代わりに飛影のような攻撃性能はなく、翔蟲の回復時間と比較すると火力面での貢献度はやや劣る。まあこの面では飛影が異常に優秀過ぎるだけなのだが。
なお、シールドバンプのガード性能は通常のガードよりも強いようで、ガードしてそのまま突っ切れる場合もよくある。
ただし、ガード判定の発生が遅いため、ガード技として使うには飛影の無敵同様ある程度の先読みが必要。
またガードである関係上きっちりスタミナを消費してしまうため、ガード発生時は渾身スキルが切れてしまうのにも要注意。
飛影とシールドバンプは一長一短。疾替えで使い分けるのも良いだろう。
入れ替え技5（鉄蟲糸技：ZL+A）
風車
翔蟲に結びつけた片手剣で回転多段攻撃する技。
技威力は18×6+40で合計148、属性補正は0.8×6+1で合計5.8。
翔蟲の消費は2、回復時間は10秒×2。
発生から4ヒット目までという長い時間の無敵があり、マイナス補正ながら属性ダメージも乗る。モーション値もかなり高く、火力面でもかなり優秀。
前作で最大のネックだった斬れ味消費が7から2と大幅に減少し、普通に殴るよりも斬れ味消費が少ないという非常に優秀な技。
攻撃範囲がかなり広いため、通常技の感覚で扱っていると弱点に当たりにくいのがやや欠点か。
細かい点だが、直後の派生がXボタンの斬り下ろししかないのに要注意。
また操竜蓄積がかなり高いようで、非ターゲットのモンスターならこれ1発でほぼ操竜待機状態になる。
滅・昇竜撃
翔蟲を上に伸ばしながら盾を構え、一定時間ガードカウンター判定を発生させたあとにジャンプしながら盾を突き上げる技。ジャンプ後はフォールバッシュ（強）か落下突きに派生できる。
技威力は通常時80、カウンター成功時80+30+30+30の計170。
翔蟲の消費は2、回復時間は13秒×2。
カウンターなしでもフォールバッシュまで込みの威力は非常に高く、カウンター成功時は言うに及ばずという圧倒的な威力を誇る。
基本的にカウンターありきの技であるためモンスターの行動に左右されやすいのが欠点。
カウンター判定の持続はそんなに短くはないが、ガード扱いなので削りダメージは受けるしガード不能攻撃には無力、ガード可能方向もかなり狭いとかなりハイリスクな技でもある。
MRではモンスターのスタン耐性の上昇が大きく、滅・昇竜撃のスタン性能を持ってしても自力でスタンを狙うのは2回程度がやっと。
風車側の強化もあって前作でのほぼ1択と言えるほどの支配力はなく、1～2回スタンを取ったら素直に疾替えで風車に変えても良いかもしれない。
重撃の刃薬
鋭く踏み込みながら突き攻撃を行い、その勢いで刃薬を点火させモンスターへの怯みダメージに追加補正を与える技。
翔蟲の消費は1、回復時間は15秒。バフ効果の持続は45秒。
怯み補正は1.2倍で破壊王スキルLv2に相当し、かつ破壊王スキルとは重複可能。破壊王Lv3と両立した場合の怯み補正は1.56倍。
言われているほどどうしようもない効果ではないが、効果時間が45秒とかなり短いのが欠点。
そして最大の問題は風車と滅・昇竜撃という優秀な技が揃う入れ替え技5にぶち込まれてしまったことだろう。
入れ替え技4の方であればどちらも優秀とは言えメインは移動用の補助技なので疾替えでピンポイントに使うくらいなら支障はなかったと思われるのだが、こちらでは風車と滅・昇竜撃のどちらかを捨てなければならないのが手痛い。
アプデで大幅な強化でもされない限りは、残念ながら採用は難しいのが実情。
奇しき赫耀のバルファルクなど極端に怯み補正が高いモンスターに破壊王Lv3と同時発動してピンポイント運用するくらいが関の山だろうか……。
総評
全体としては、なんといっても剣二連コンボの登場が大きいです。
物理・属性両立型のアクションは前作では穿ち斬りが担っていましたが、本作では剣二連ループの方が数段使いやすくDPSも高いため、基本的には物理の回転斬りループ、属性の剣二連ループと使い分けるのが良いでしょう。
スタンが取りたくなったらハードバッシュ連携や滅・昇竜撃、相手のスタン耐性が上がってきたら疾替えして風車、とそれなりに使い分ける価値はあると思います。
シールドバンプも移動技としては非常に優秀でして、個人的に飛影に慣れてしまっているというためあまり使っていませんが知り合いの片手剣使いはシールドバンプの方を愛用しているらしく、やはり好みの範疇だと思います。
重撃の刃薬は……アプデに期待しましょう。何らかの奇跡が起こって入れ替え技4に移籍とかしないかなぁ……。
