Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

『Javardry 直下の戦線』 新月パーティ簡易記録 その4

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直下の戦線 ver1.027 タイトル画面

地下10階編。
フウカ一行編とこじつけるために捏造したレイアードの真の目的とは?

プレイルールは以下の通り
・太陽PTで入手したアイテムはショップから購入してよい
 ただしアイテム・資金の引き継ぎは禁止。自力で稼ぐこと。
・マップ等は埋まった状態のまま。
 各マップのメインイベントを完走した場合に次の階層へ進んでよいことにする(B3,4・B7,8,9は順不同)。

新月PT編その1はこちら。

tea-wind.hatenablog.com

DL先等の情報は1周目のその1の記事をご覧ください。

tea-wind.hatenablog.com

(21.09.04 15:50ごろ 茶番を一部修正)

地下10階「巨神の回廊」

目下の目標はPT全体で100万ゴールド集めることにする
理由は1つ。前衛なのに防御面が弱すぎるミサに希少度8の神話級アイテム「岩亀」を与えること!
まだ地下10階攻略段階なのに希少度8は反則的過ぎるが、それでもこれをなんとかしないといくら攻撃力が高くても脚を引っ張ることは確定的。
本当は「英雄勲章」まで待ちたかったが……。あまりに首を刎ねられたり気絶させられたりするのでもう限界だった。
他の希少度7の伝説級アイテムは地下10階で戦っていれば手に入る可能性はあるが、希少度8のアイテムは現時点ではフウカ一行が残したアイテムを購入するしかない。

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地下6階の「虚構の神」。ランダムエンカウントなので出会えるかどうかは運。

ひたすら往復する中、地下10階へのワープポイントへの移動中についに「虚構の神」登場。
とはいえLv6魔法まで揃えたPTには大した敵ではなく、後衛を魔法で蹴散らしつつ殴り倒した。地下6階攻略段階で出てきたらとんでもない強敵なのだが。

ミサ「一丁上がりと……これで<異界の神々>は全て倒したね」
シズカ「全く、歌が得意な男だっていうからどんないい男だと思いきや、ただの攻撃手段とはねー。ガッカリだわ」
ナギサ「しかし、歌の攻撃力は非常に高く、<幻想の岸辺>に到達して間もない頃のわたくしたちでは容易に倒されていたと思われます」
アリサ「ホント、今になって出くわして良かったわ」
ルリカ「……というか、こんな相手に4回も出くわした<聖騎士>は運が良いのか悪いのか……
シズカ「少なくとも、生きて帰れているあたり悪運が強いことは間違いなさそうですわね」

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100万ゴールド稼いだのでねんがんの「岩亀」をてにいれたぞ!!

Lv22になったところで100万ゴールド到達。「岩亀」を購入してミサに装備させる。
これと「免疫」で石化と呪殺以外はどうにかなる。……「呪殺」も大問題なのだが、まあこちらは「英雄勲章」を手に入れたら付け替えるとしよう。
Lv23まで稼ぐので、以降も装備集めを頑張る。資金が余ってきたら他の希少度7装備(10万ゴールド)もどんどん購入していこう。

アリサ「商店の裏にやたら広い広場と厳重な警備に結界まで敷かれてると思ったら、こんな小さい動物たちが飼われてるなんてね」
ルリカ「……この子たち、見た目はとっても可愛いけど神の眷属ですよ……私より上位の存在です」
シズカ「引き取るのに100万ゴールドなんてとんでもない価格が提示されてたけど、それにふさわしい存在ってわけですわね」
ナギサ「わたくしの計測によりますと、この神獣たちが備えている神力は少なくともご主人様の魔力より多いようです」
アリサ「嘘!?」
ルリカ「その神力を主人の守護のために使ってくれるわけですね……。本当に『神話級』の存在です」

ミサ「よしよーし、こっちおいでー。キャー可愛い!
岩亀(ヨチヨチ)
チアキ「凄く懐かれてるねー」
ミサ「ホント、頑張って100万ゴールド貯めた甲斐があったよ! 可愛いしアタシのこと守ってくれるし!」

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地下10階の敵でも特に厄介な「ブロンズゴーレム」と「クイックシルバー

「静夜」があればグレーターデーモンなども一蹴できるし、他の敵もだいたい「氷世」やら「雷嵐」で沈む。
そんな中、かなりの強敵なのが「ブロンズゴーレムクイックシルバー」。睡眠沈黙が効かず、毒ガスをまき散らして来る関係で生半可なブレスよりもダメージが痛く、挙げ句の果てにちょこちょこ呪殺を狙ってくるので死者が出る出る。
しかも防御力と呪文無効化率が非常に高いせいで暗黒魔法以外では非常に倒しにくい
今のところ「脈動」やら「復元」やらのLv7魔法での蘇生に失敗せずに済んでいるが、取り返しが付かない事態になるのも時間の問題かもしれない。

アリサ「あの銀色のアイツ! カードの麻痺も効かないしどうすればいいのよ!」
シズカ「闇属性魔法なら無効化されないので効くんですけど、前列のブロンズゴーレムにも使いたいのでMP消耗が厳しいですわね……」
ナギサ「ブロンズゴーレムも防御が硬いですからね。こればかりは魔法使いの皆さんが頼りです」
ミサ「なんというかアレだよね。『クイックシルバー』なんて格好いい名前が付いてるけど要するにメタルスr……」
チアキ「それ以上いけない」

決戦

取り返しの付かない事態になる前になんとかLv23に到達。フウカ一行はLv25で攻略したがまあなんとかなるだろう。

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見慣れたいつもの勧誘。ちなみに戦闘のスクショは取り損ねました(無能)

まず第1戦、「混沌と破壊の神」。前列のデーモンどもは脅威にならないがガンガン掘り進めて混沌と破壊の神を倒さなければ……。
「静夜」で前列を無力化し、前衛キャラが殴る殴る。混沌と破壊の神がじわじわ攻撃魔法で削ってくるのがキツいがなんとか掘り進み、「否定」で蓄積したダメージも合わせてなんとか撃破。

ナギサ「『混沌と破壊の神』、撃滅完了しました」
アリサ「……なんだか不自然じゃない? 本気を出しているのか疑わしいような……」
ルリカ「というより、『星脈』の中心が近い中、存在を維持するためにかなりのエネルギーを消耗していたように思えます」
ミサ「とはいえ、多少殴る程度では簡単には沈んでくれないあたりは流石異界の神って感じだったね」

シズカ「前にゴーレムたちが見えますわ!」
チアキ「<聖騎士の記録>にあったレイアードの尖兵たちね! なんだか背を向けているけど……」

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レイアードの尖兵のゴーレムたち。

次、「アイアンゴーレム」と愉快な仲間たち。運良く先制攻撃になったため、前列はあっさりと沈められた。
残りは「氷世」や「雷嵐」で無事沈めることに成功。レイアードの尖兵らしいけどちょっとだらしないよ。

「――ちょっと! 僕がゴーレムたちのメンテナンスをしているときに襲いかかってくるのはちょっと失礼じゃないかな!

赤き衣の王子、レイアード。彼はこちらに向かって文句を垂れてきた。

「あら、それはタイミングが悪かったわね」
「全く、最近の冒険者ときたら……ブツブツ」

アリサの悪びれない言葉に対し、レイアードは背を向けふざけた様子でぶつくさ言ってみせたが、さっと体制を立て直し、こちらに目を向けた。

「さて、キミタチはその3つの邪神像を揃え、ここまでやってきた。僕たちの思惑通りにね」
「ええ、そろそろ真実を話してくれてもいいんじゃない?」
「おっと、<聖騎士の記録>を持っているキミタチなら、この星脈の回廊で最後に戦った相手を知っているはずだ」
「……全く。そんなところまで再現する気なの?」
「そりゃもう。キミタチの実力を測るのにこれ以上の手なんてありはしない」

呆れた顔のアリサに対し、上級ドラゴンたちを召喚していくレイアード。「よーしよしよし、今日の相手はアイツらだからねー」なんて軽い口調でドラゴンたちを使役している。
そして涼しい顔で模倣の魔剣に星脈の光を纏わせ、真剣な表情になってこう言った。

「キミタチは僕たちの期待にふさわしい冒険者なのか――その身をもって示して見せろ!

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レイアードとの決戦。今回は画面に映ることができました

星脈の王レイアード」とドラゴンたちとの決闘。
とりあえずチアキが「麗輝石の指輪」、シズカが「静夜」、アリサが「<至理>の魔術書」で勝負!


星脈の王レイアードは沈黙した。


ええ……(大困惑)
今回は画面に映ることこそできたものの、実質何もできずにあっさり終了。情けないぞ王子……。

茶番(大捏造)

配下のドラゴンを一掃され、地面に押し倒されたレイアード。アリサが彼を踏み付けながら詰問している。

「――で、これはどういうことだったのか、ちゃんと話して貰えるのよね?」
「……! ……!」
「ご主人様。<沈黙>状態では話したくても話せないかと」
「……とりあえずレイアードさん、これを飲んでください」

アリサが渋々脚をどける。ルリカが差し出した健康酒を飲み干し、レイアードはようやく一息ついた様子だ。

「いやー、完敗だね。僕の魔力を貫通して沈黙を通すなんてキミタチの魔力は一体どうなってるんだい?」
「偉大なる魔法王国の最後の王子にそういって頂けるなんて、末席の悪魔として光栄ですわ」

数多くのグレーターデーモンを氷漬けにしてきたシズカが答えた。
自分の妹と同じくらいの外見年齢の少女に対し、お前のような「末席」がいるかと内心ツッコミを入れた王子であった。

「さて、約束通りキミタチをここまで導いた理由について話さなければならないね」
「そうね。約束通り<聖騎士の記録>の最終ページまで完遂したのだから」
「まずは……その<聖騎士の記録>の本当の最終章を渡さなければならないね
「ええっ!?」

王子は虚空から本を出現させた。アリサはその本をひったくり、慌てて読み始めた。

「『意思を持った魔剣』……『次元の狭間』……『魔法王の悪夢』……『邪悪なる女帝』……」
「にわかには信じがたい話だね。ギルドじゃ聖騎士フウカは<魔剣シャルンディア>を奪回してめでたしめでたしって伝わってたし」
「確かに<魔剣>の奪回後もしばらく地下遺跡に潜り続けてたみたいだけど、あくまで戦いの後処理のためって話だったわよね」

新たな記録の登場に目を回すアリサ、自分たちが聞かされていた話との差異を指摘するミサとチアキ

「まあ、無理もない。フウカたちが全ての冒険を終えた後、冒険の記録を教会から出版するにあたり『僕を倒して終わりだったことにしよう』ということになったからね」
「そもそも、それが奇妙な話ですわ。本来敵同士だったはずの貴方と王国、そして<聖騎士>がどうして協力関係になっているんです?」
「いろいろあったのさ……その<次元の狭間>でね。僕は王になることを諦めたわけじゃないけど、この世界を守るためには結果的に協力関係になる必要があった
「『もうひとつの魔法王国』ね……。結果的に星脈の力でふたりのレイアードの深層心理が繋がって云々……頭が痛くなりそうだわ」

あまりに理解を超えた内容に頭を抱えるアリサに変わり、シズカがレイアードに問う。

「なんで<次元の狭間>のことは伏せられたんですの?」
「いくつか理由はあるけど、この世界――ラーヴェスタそのものが異世界の連中から狙われており、しかも根本的な解決はできていないというのは極めて大きい混乱を招きかねないと判断されたのさ。それなら、とりあえずこの世界の星脈の支配者である僕だけが悪役になっておけば間違いない」

なるほど、と得心がいった表情のシズカ。パーティー最年長なだけあり理解が速いようだ。

「まあ、フウカたちの冒険についての詳細はその記録を読んでよ。本題は、何故キミタチをここまで導いたのかだ」

アリサたちはレイアードを注視する。「可愛い女の子たちに見つめられるのも悪いもんじゃないねぇ」なんて軽口を叩いたら「早くしなさい」と怒鳴られたので不満げな顔をしながら本題を語り始めた。

「まずは1つ。『邪悪なる女帝』の復活の予兆が見られたことだ」
次元の狭間を支配する真の巨悪、どこかの世界からやってきた邪悪な星竜……って書いてあるわね」
「その通り。次元の狭間中心部は彼女の滅亡と共に空間ごと崩壊したはずなんだけど、徐々にその空間が再生しつつある。空間ごと崩壊したせいで完全なトドメを刺せていなかったわけだ」

これまでとはまさに格が違う巨悪。その名前が出てきて戦慄するアリサたちだが、まだ疑問が残っていた。

「でも、それならもう1回<聖騎士>が出れば済む話じゃない?」
「そこでもう1つの問題が生じてくる。その記録にある『魔法王の悪夢』――それが次元の狭間と繋がっているんだけど」
「<聖騎士>たちは1000年前の魔法王国の滅亡を追体験し、もう1つの魔法王国を救うべく奔走した、って記述ですわね」
「フウカたちがもう1つの魔法王国を救ったことで、あの悪夢は現実のラーヴェスタとは繋がらなくなった。そこで宙に浮いた存在が1つ残っている。――悪夢の世界の<混沌と破壊の神>さ
「さっき倒したアイツか」

奇妙なほどあっけなかった金色の邪神。やはりアレは真の姿ではなかったのか。

「さっき戦った<混沌と破壊の神>は正真正銘この現実世界の1000年前に大暴れした奴そのもので、そこで消耗した魔力が回復し切れていない状態だった。
 この地下遺跡で<星脈の力>を手に入れて全盛期の力を取り戻そうとしていたのもそのためで、本来の実力からは程遠い」
「やけに弱く感じたのはそのせいだったのね」
「キミタチの実力があれば大したことはなかったはずだ。だが――悪夢の世界に現れた本来の実力の<混沌と破壊の神>はあんなものじゃない

レイアードは1000年前の王国の末路を想起したのか、沈痛な表情を浮かべ、話を続けた。

「その<混沌と破壊の神>は悪夢の世界に閉じ込められ、魔法王リビウスの魂が浄化されたことで二度と出てこられなくなるはずだった。
 しかし――奴の卓越した魔力は無理矢理にでも空間の裂け目を開き、次元の狭間に実体化しようとしている
「!!」
「次元の狭間はこの現実世界と繋がっている、とありましたわね。ということはもしその全盛期の<混沌と破壊の神>が次元の狭間を抜けてくるようなことがあれば……」
「――1000年前の悲劇が、今度はこのラガーナ王国で繰り返される可能性がある」
「そういうことになる。当然、<邪悪なる女帝>を遙かに上回る脅威だ。
 ――フウカたちはそちらと戦いに行ってもらうことになったのさ。彼女たちも今度こそ奴との決着を付けると息巻いていた」
「だから<聖騎士>は動けないのね……」

「だが、<邪悪なる女帝>の方も放置はできない。だから僕とフウカたちと王国、そしてシャルンディア。僕たちは結託して一芝居打つことにした
「それが、王国が新たに冒険者を募集を出した理由なんですね」
「そういうことさ。魔剣シャルンディアはどういうわけか<星脈の精霊>の元に現れる<異界の神々>とコイツ――」

レイアードは模造の魔剣を掲げた。

「このシャルンディアレプリカを僕に託した。フウカ曰く、嫌々そうだったらしいけれどね。
 そうして<聖騎士の冒険>を再現することで彼らに匹敵する強さの冒険者を見つけ出そうとしたってわけさ」
「そしてここに辿り着いたのがわたしたちってわけね……」
「そういうことだ。キミタチには次元の狭間に潜む<邪悪なる女帝>の討伐を頼みたい

アリサたちはようやく自分たちの冒険の目的を知らされた。だが、

「ふーん……。じゃああえて聞くわ。その申し出に応じてわたしたちにはなんのメリットがあるの?」
「ふふ、その拳闘士の彼女の右肩に乗っている可愛らしい亀、それが答えだよ」
「この特別な力を持った亀ちゃんだね!」

レイアードはミサが可愛がっている<神話級>の岩亀を指してそう言った。

「確かに商店に並んでいる神話級のアイテムは『聖騎士が持ち帰ってきたもの』ってだけで出所はぼかされていましたね」
その神話級のアイテムたちの出所はまさしく<次元の狭間>さ。そこで手に入るアイテムたちはキミタチのものだ」
「……結構。まあ、ここまで話を聞かされて断るなんて選択肢もなかったけれどね」

アリサは顔をレイアードに向けうなずいた。そして仲間たちに目を向け――

「わたくしはどこまでもご主人様と共に」
「天界に帰れなくなったのも、ここまでやってきたのも、きっと天の思し召しだったんでしょうね」
「アタシの拳がどこまで通用するか気になるよね!」
「あたしは里帰りも済ませたし、ミサちゃんとまだまだ遊びたいよねー」
「アリサやルリカちゃんがそのつもりなら、私はもちろん付き合いますわよ」

「……だってね。――良い仲間たちを持ったものだわ
「ふふ、良かったよ。だが、僕が導けるのはここまでだ。健闘を祈ろう。
 あと、このシャルンディアレプリカを王国に持っていきたまえ。ちゃんと報酬が用意されているはずだ」

アリサは本来の目的であったシャルンディアレプリカを受け取り、ニヤリと笑った。

「これをネコババしても良いってわけ?」
「別に構わないけど、それ自体は何の力も持っていないから素直に報酬を受け取った方が良いと思うなあ
「はぁっ!?」

アリサは驚愕した顔で模倣の魔剣を見つめたが、確かになんの魔力も込められていない。
よく考えれば先ほどの戦闘でも星脈の力を纏わせるだけでこの剣で何かしようとする姿は一切なかった。

「これもハッタリだったってわけだ。<星脈>の力があればこの地下遺跡では大抵のことはできちゃうからねえ僕は

ふふんと笑いながら腕を組んでみせるレイアード。その憎らしい姿を見て、ふとアリサはあることを思い出した。

「……そういえば、わたしはアンタに対峙したら1回やってやりたいって思ってたことがあるのよ」
「なんだい? 愛の告白かな?」

ニヤニヤと笑いながらこちらを向いたレイアードの顔面を、アリサの拳が殴り飛ばした
ミサ仕込みの見事なストレートパンチであった。

あーすっきりしたわ。じゃあみんな、街に戻るわよー」
「あ、あの、レイアードさんは大丈夫でしょうか」
「へーきへーき。どうせ魔法生物なんだからすぐ回復するわよ」

心配そうなルリカを尻目に、アリサはすっきりした顔で立ち去っていった。

「……やれやれ、『綺麗な花にはトゲがある』ってのはこのことかあ……」

壁に叩きつけられたレイアードは、苦々しい顔で彼女たちを見送るのであった。

――かくして、街に戻ったアリサたちは報奨金と「英雄勲章」を手に入れ、新たな英雄として迎えられるのであった。
そして王から上記のレイアードの発言について裏が取れ、彼と王国と協力関係にあることが改めて証明されたのであった。

――真なる使命に向け、アリサたちの冒険は続く。

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and more......

ということで今回はここまで。次回はクリア後ストーリー編。
相当な稼ぎを挟まないと厳しいので更新は大分後になりそうです。