Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

Grand Theft Auto IV: The Complete Edition プレイ感想

『The Ballad of Gay Tony』エンディングシーンより

クリアからずいぶん経ってますが今更感想記事を。
ゼノブレ3の方はもうちょい後に……。マジでまとまらない。

まず『GTA4:The Complete Edition』とはなんぞやというところから。

『GTA4』は大分前からSteamで出ていたのですが、DLCで配信された『The Lost and Damned』(TLAD)と『The Ballad of Gay Tony』(TBoGT)をまとめた『Episodes from Liberty City』(EFLC)はおま国扱いで日本からは購入不可だったんですね。
ただ両方のバンドル版が出てた時期があって自分はそこで買ってました。

状況が変わったのは2020年。Steam版GTA4がver1.2.0にアップデートされ、長年プレイヤーを悩ませてきたGamers for Windows Live絡みの不具合が取り除かれ、Steam実績などにも対応しました。
そしてそれと同時にゲーム自体の仕様が本編とEFLCに統合される形になりました

つまり今Steamで購入可能なGTA4は必ずEFLCが付属したバージョンであるため、ようやく日本から正規に購入可能になりました。
ただしEFLCは日本語化されていないため、MODによる日本語化が必要となっています。

旧バージョンにダウングレードする方法などもネット上に紹介されていますが、現行バージョンなら「GTA.IV.CE.JapaneseFix」を使うのが間違いないと思います。

github.com

他のMODと併用するつもりならダウングレードも検討した方が良いと思いますが、日本語化だけ出来ればいいならこれが一番問題ないと思います。
Steam実績などとも併用できますし。

本編の方は2018年に書いた感想記事があるのでそちらを参照していただくとして、本記事では「EFLC」の2作の感想を書いていきたいと思います。

tea-wind.hatenablog.com

The Ballad of Gay Tony(ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー)

左が主人公ルイス、中央がヒロイン(?)のトニー・プリンス

リバティーシティのナイトクラブ「メゾネット9」「ヘラクレス」のオーナーにして、裏社会の有名人であるトニー・プリンス(通称「ゲイ・トニー」)と、用心棒にして友人であるルイス・ロペスのコンビが様々な問題と闘いながら借金問題の解決に挑むストーリー。

タイトルがタイトルだからかとにかく同性愛者が絡むストーリーです。
ルイスはノンケでしかも相当女性にモテるいい男ですが、ミッション中に「この異性愛者!」なんていう罵倒をぶつけられる笑うしかないシーンも。

やりこみ要素を大きなウリにしており、エンディング後になるとミッションリプレイも可能です。GTA5同様条件を満たすとゴールドメダルも貰えますね。

大列車強盗なんてことをやってのけるルイスとユスフ

GTA4の3部作の中ではもっとも明るいストーリーで、特にアラブの大資産家で本編でもプレイボーイXが取り入ろうとしていたユスフ・アミールが本編のブルーシーに匹敵する完全なギャグキャラ。
しかし資産家なだけありミッション報酬はケタ違いで、更にミッションで入手した軍用ヘリで最終決戦時に加勢してくれるなど男らしい一面もありました。

ニコの因縁の相手であるブルガーリン。
本作でロック狂でホッケーの熱狂的ファンでもあるという愉快な一面も判明したり。

本編ではニコと決着が付かないままフェードアウトしたブルガーリンとの決着はルイスが付けることになります。
そしてGTA4本編で3つの勢力を散々引っかき回した「呪いのダイヤモンド」の顛末も。

10年後には薬物中毒を脱却したらしいゲイ・トニー。ルイスの支えもあったのだろう。

薬物に関わった人間はろくな目に遭わないという「GTA4」で、非常に珍しくハッピーエンドを迎えられたトニー。後に「GTA Online」にて再登場を果たしたそうな。

The Lost and Damned(ザ・ロスト・アンド・ダムド)

イカーギャング「ザ・ロスト」の皆さん

GTA4本編で何度も登場し、ニコと時には味方、時には敵として関わったバイカーギャング「ザ・ロスト」。
TBoGTが比較的上級の裏社会での戦いだったとすれば、こちらはどちらかというと下級の連中。

ザ・ロストの幹部であるジョニー・クレビッツは、ボスであるビリーがサツにパクられたこともあって一時的にザ・ロストを率いていた。
ライバルギャングであるデス・エンジェルズとの停戦に尽力していたが、タカ派であるボス・ビリーが釈放されザ・ロストに復帰したところで情勢が変わる。
ギャングとの抗争、そして瓦解し始めるザ・ロスト。ジョニーはどう戦うか……というストーリー。

裸族の下院議員スタッブス。これでもジョニーの最大の味方です。

基本的にはシリアス度が高いですが、そんな中突如登場する裸族のスタッブス下院議員の存在感はヤバい。
画像では上半身だけですが、その後一瞬ですが下半身も堂々写すという暴挙に出ます。国内家庭用機版だと規制されたらしいですが当然。

ジョニーもこの表情。

また本編でニコとたびたび関わっただけあり、そのミッションをジョニー側目線でこなすシーンも多数あります。

ニコやローマンとも関わりがあるジョニー

本編でローマンが誘拐されるミッションがあるのですが、実はその実行犯はジョニーだったと分かるシーンも。

 

発売された順番としてはTBoGTよりこちらの方が先なので、こちらの方がややシステムが未成熟な感じ。

ただ今までありそうでなかった「仲間を率いるGTA」という点ではなかなか新鮮で、バイクで走り回っているときは仲間と上手く隊形を組めれば回復効果が得られるなど面白い要素ではありました。
肝心の戦力としてはあまり役に立たないのですが……。

TBoGTと比べると本編の補完という色が濃いTLADですが、こちらも遊び応えは十分。
本編でやや影が薄かったオルダニーシティ地域でのミッションが非常に多く、そちらを補完する意味合いもありそうです。

 

個人的に一番好きなGTAなだけあり、ようやくDLC2作まで遊ぶことができたという気分です。
今からGTA4をやるなら是非、こちらの2作品も触れてみて欲しいです。
ルイスでのブルガーリンとの決着を是非見届けて欲しい。

『The Lost and Damned』のエンディングシーンより。