Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

「ちょっと変わったFF1」配信 クリア



いわゆる改造FFシリーズの1つ。
作者さんの迷惑になるかもなぁと思ったのでパッチの具体的な名前は出さないでおきます。探そうと思えばすぐ見つかると思いますが。
昔動画を作ろうとして最終的に挫折した非常に苦い思い出がありますが、ゲームとしては非常に面白い作品です。環境があるひとはぜひ。

【感想】
元のGBA版FF1は、魔法が強くなりすぎたせいで全体的に単調な作品になっています。
このハックでは魔法の消費MPを大幅に上げてそのあたりのバランスを大幅に是正し、攻撃魔法一辺倒ではなく消費MPが低い状態異常魔法を使わせる要素をあえて持たせています。
また後半の自由度が高いのは原作譲りですが、元のSOCをボーナスダンジョンとして位置づけることでその傾向はより加速、ボーナスダンジョンに行かないならかなり厳しいままですが、ボーナスダンジョンを攻略することで大幅に楽になるようプレイスタイルの拡充を図っています。
今回はアイテムを一通りお披露目したかったのでボーナスダンジョンも全て潜りましたが、ボーナスダンジョン4(風)のフロアの引きが良すぎたせいでラスダンが完全にヌルゲー化したのはちょっとやりすぎだったかなぁとw B39Fに魔導士の町を引くなんて…。

自由度を高くすると難易度の幅が広くなりがちで、やれることを全部やってしまうとぬるくなる、かといって何もしていない状態でクリアできないようにするわけにもいかない…というのがRPGの常ですが(最近話題のFF6なんか典型です)、個人的にはゲームバランスはある程度ユーザーに委ねて、ユーザーが自ら難易度調整を行えるバランスがいいのかなぁと思ってます。その点このハックは割といいバランスに落ち着いていたかと…。
あ、でもクロウラーは勘弁な!

今度はボーナスダンジョン禁止で1周してみようかな、うん。

【各ジョブ短評】
※本配信は戦シモ赤でしたが、事前のテストプレイで白黒を加えたPTでもクリアしているので全ジョブ載せます。
・戦士→ナイト
防御力の高さと安定した打撃力がウリ。クラスチェンジ後は自分でブリンクを使えるようになるので硬さに拍車が掛かる。
攻撃回数がやや伸びにくいのでクリアレベル前後では忍者・モンクにやや劣りがち。それでも専用装備ブラビューラやエクスカリバーのおかげで、純粋な攻撃力はかなりの高さになる。
なんだかんだで安定したジョブだが、防御力を優先する場合は耐性に穴が空きやすいのも難点。ドラゴンメイル(炎・冷気)とクリスタルメイル(死)のどちらを選ぶか…(アダマンアーマーでもあれば解決だが)。
最強装備品がボーナスダンジョンorドロップばかりなので、真価を発揮するにはこれらを制することが不可欠。
HPの伸びは文句なし。専用武器トウルヌソルの仕様(攻撃力=現HP/10)もあって最終的にはレッドキャップ+天使の指輪で運用するのが良いだろう。

・シーフ→忍者
序盤から命中率(攻撃回数)が伸びやすく、信頼度の高い攻撃が可能。
忍者になると専用装備の刀のおかげで攻撃力が著しく上昇、攻撃力・攻撃回数ともに一級品の超攻撃型アタッカーになる。また専用装備のほとんどが回避率を大幅に上昇させるため、防御力の低さに反して耐久力は低くない。エルフのマントと組み合わせればだいぶマシになる。
ただ運悪く直撃するとHPがすごい勢いで吹き飛ぶので、3番目あたりの配置が無難か。

・モンク→スーパーモンク
最初から素手が2回攻撃で、ヌンチャクも買うほどの性能ではないため装備に金を掛けずにそのまま使えるのが利点。
中盤は攻撃回数の素手か、攻撃力の三節棍を選ぶ形になる。専用装備が揃う後半は素手一本。
弱点は防御性能の低さ。専用装備「タイガーマスク」「力だすき」「ブレイサー」の3点セットはステータス補正が極めて強力だが耐性が穴まみれなため、打撃力を優先するか防御性能を優先するかという岐路に立たされることになる。盾がほぼ使用できないのも痛いところ。耐性とステータス補正を両立できるアダマンアーマーとの相性が非常に良い。
最終的には100以上の攻撃力と他ジョブの2倍の攻撃回数という異常な破壊力をもって暴れまわることになる。

・赤魔術士→赤魔導士
剣も魔法もある程度使えるが、ステータスが悲しいほど低く使いこなすレベルには至らないという使い所が難しいジョブ。
魔法のレパートリーは十分なのだが、知性が魔法職とは思えない低さ(初期値10…)なのでダメージ魔法の威力は悲しいほど弱い。状態異常などの補助魔法の効果や命中率には知性は影響しない上消費MPも低いため、これらを使いこなして敵を無力化していくことが主な役割となる。
実質的に知性の値が関係ないため、フェイスロッド(最大MP+50%、知性-20)やめがみのませき(全属性耐性、知性-99)などのクセの強い装備との相性が光る。
終盤になるといろいろとステータス補正が強い専用装備が登場する。特に最大MPを増強する装備が多いため、豊富なMPから状態異常をやりたい放題バラ撒けるようになる。
致命的なのはありえないほどのHPの伸びの悪さ。なんと黒魔並みかそれ以下という始末。敵の全体攻撃でひとりだけ死んでしまいやすいので、耐性防具は優先して渡してあげたいところ。

・白魔術士→白魔導士
回復に優れた白魔法のプロフェッショナル。
回復魔法の消費MPの高さは気が滅入るところだが、それでもポーション代の節約やいざというときのケアルガでの全回復の安心感は大きい。
最大の強みはディア系によるローコストでのアンデッド殲滅かもしれない…。また賢者の杖+ホーリーの破壊力は魅力的ではあるが、MP消耗が痛すぎるのであくまで切り札といったところか。
魔術師系にしては高耐久なのは原作同様。更にバブル+天使の指輪+各種防御強化で不沈艦と化す。専用品も有用な耐性持ちが多いが、反面知性ボーナス装備にはやや恵まれないのが悩ましいところ。

・黒魔術士→黒魔導士
敵への攻撃と状態異常に優れた黒魔法のプロフェッショナル。
知性の伸びがよく、破滅的な威力の攻撃魔法で敵を次々粉砕していく。終盤の専用装備は知性ボーナスが付与され破壊力は更に加速、フレアー1発で敵全体に対して前衛職の単体攻撃すら上回るダメージを叩き出しボスすら瞬殺する恐るべき存在と化す。また即死効果の黒魔法は基本的に黒魔専用。
弱点はもちろんMP切れ。赤魔同様、実際はある程度状態異常魔法やアイテム使用効果を駆使しながら戦っていくことになるだろう。耐久力も低く、専用装備がどれもこれも知性ボーナス特化で耐性がない、魔法防御も非常に低いなどあっという間に死にかねない要素満載。