2022年1月19日に電撃発表され、僅か8日後の1月27日にXbox Game Pass対応で配信された本作。
実はわたしのネット活動の原点は『太鼓の達人』だったので、とても懐かしい気分になりながらダウンロードしました。
近年はゲーセンでやる音ゲーは『グルーヴコースター』や『ポップンミュージック』に軸足を移して久しく、家庭用作品も3DSの『ドコドン!ミステリーアドベンチャー』を最後に6年以上購入していませんでした。
とはいえ、久々にやれば面白いのは分かっていたので迷わずダウンロード。
この『The Drum Master』、選曲が絶妙にわたしの世代をドンピシャで突いており、新作のはずなのにめちゃくちゃ懐かしい気分でプレイできて不思議な気分でした。
具体的には……
- セガ、タイトー、カプコンと他社曲満載のゲームミュージック。
特に『ダライアス』の『CAPTAIN NEO』は16年ぶりの収録。『DADDY MULK』も嬉しい。 - 自社ゲーム出典はAC11を象徴する『URBAN FRAGMENTS』(『RIDGE RACER TYPE4』より)がひたすら光る。
『テイルズオブアライズ』や『スカーレットネクサス』などの新作ゲームからもちらほら。 - 『太鼓の達人』おなじみの『夏祭り』はJITTERIN'JINNの原曲を収録(しかも本人音源)。あろうことか★×10の裏譜面を搭載。
- アニメ曲は『NARUTO-ナルト-』より『GO!!!』、『ワンピース』より『ウィーアー!』、『涼宮ハルヒの憂鬱』より『ハレ晴レユカイ』など絶妙に懐かしい面々。
- ナムコオリジナルも『さいたま2000』『エンジェル ドリーム』『虹色・夢色・太鼓色』『STAGE 0.ac11』『Rotter Tarmination』など旧筐体時代の懐かしい面々がズラリ。
大体こんな感じです。新作のツラを被った旧筐体オールスターズと捉えて概ね問題ない選曲だと思います。
ぶっちゃけXboxで出す以上は海外受け重視の選曲だと思っていたので予想外な感じでした。一応洋楽も2曲ほど選出されては居ましたが……。
個人的にはまさにドンピシャの選曲で、事前の予想を超えて楽しめております。
一方で重大な欠点があり、無視できないレベルの入力遅延がある点についてははっきりと明言しておかなければならないでしょう。
本作はオプションで「音符調整」が可能なので致命的なレベルではないですが、やはり押した瞬間と太鼓の音が鳴る瞬間にわずかなラグがあるのはあまり気持ち良くありません。
なお、自分は「音符判定調整」を「-4」にしています。つまり体感で4F前後の遅延があるということです。
Xboxの他のゲームでこのような遅延を感じることはないので、多分ソフト側の問題じゃないかなと思っていますが……。
ひとまず現時点では想像以上に楽しめています。
今後DLCで楽曲配信も予定しているとのことなので、その辺りの続報にも期待したいところです。