いよいよ因縁の地下4階へ。
フウカたちはあの難所を抜けることは出来るのか……。
*おしらせ*
・マッピングツールは「方眼紙マッピング」を使用。
・アイコンはいろいろカスタムしています。
・呪文名はいわゆる「トゥルーワード」に変更は *しません*
・プレイしながら記録していたメモをほぼそのまま載せてます。
・ネタバレに対する配慮はありません。
地下4階
地下4階。前回の連中はLv9での到達だったが、今回はLv8。より慎重な行動が求められる。
なにより恐ろしいのは、この階層から宝箱の罠に「スペルブラスター」が出てくること。これ1つでPTの呪文使いが死んでしまうため、識別ミスはPTの壊滅に直結する。
ここからは「ディバイントラップ」を併用することにするが、同レベル呪文の「サイレンス」が事実上封じられるのがかなり痛い。
階段を降りると女性が居た。
「おや、冒険者がこんなところまで来るとは! ここは海賊共の隠れ家がある地底湖です。
海賊の秘密の航路で外海に繋がっているらしく、あちこちの島に海賊のお宝が隠されているらしいですよ。
もっとも、海賊から宝を奪うなんて恐ろしいこと、わたしは考えたこともありませんがね」
ということらしい。
各所の島を巡る。もちろん慎重に戦うことが大前提。
何はともあれ「シルバーフルプレート」入手。フウカのACがかなり不安だったのでありがたい装備だ。
そして物騒極まりない「核撃の巻物」。これをケチったことが滅亡雷神一行の末路を決めたと言っていい。フウカ一行は迷わず持ち歩いておく。
とりあえず他にも「シルバーグローブ」「シルバーヘルム」などといった優秀な防具、現在はまだ鑑定レベル不足の「?銀細工の指輪」、特段特殊効果がない「銀細工の指輪」「金細工の指輪」などを入手。
そんな中、ある島に入ったらダークゾーン! 慎重に奥に進むと更に別の島にワープさせられた。
退路を断たれ不安な状況に陥るが、なんとか脱出口を見つけた。ついでに出口前に「チェインメイル+2」が置かれていた。
途中の島に居たNPCは「地下1階とこの地底湖を結んでいる迷宮転送装置がある」という情報をくれた。
一通りマッピングを終え、帰還。1箇所鍵が掛かっている島があった。ここが先に進むための道だろう。
また1つ扉がどこにもない島があった。シークレットドアの存在を疑ったが、調べても何もなかった。
唯一レベルの関係で鑑定不能だった「?銀細工の指輪」は素直に店で鑑定してもらう。
……「災厄の指輪」。呪い装備じゃないか! しかも妙に徘徊エンカ率が上がってると思ったら本当にそういう効果が付いていた……。
装備してないから気のせいかもしれないけど、うん。
ユマ「今の自分の技術では鑑定できないから諦めてたけど、これは鑑定しなくて正解だったわね……」
アキ「うっかり装備して呪われてたら酷い目に遭ってたな」
一行がLv9となり、フウカは「ギガヒール」、ナオは「メガフリーズ」と「サフォケーション」を習得。
ただ結構戦ったお陰でLv10までの経験値もかなり少なくなっている。攻撃回数が増えるしLv10まで稼いでから海賊のアジトに乗り込もう。
再度地下4階に乗り込み、雑魚を狩って経験値を稼ぐ。ついでに+1級の装備も概ね揃った。
ビショップのユマ以外はLv10になった。いい頃合いだろう。
海賊のアジトへ
** 青龍団本拠地 **
【部外者は皆殺し】
「ここが海賊共のアジトだな……」
「油断は禁物だね」
アキとマナカが最前列で武器を構える。
その後ろでフウカとユマがいつでも呪文を唱えられるように魔力を整え、カナヤはクロスボウに矢をつがえる。
「これがちゃんと機能してくれると良いのですが……」
ナオが「核撃の巻物」を見つめながら呟く。今のパーティーにとって一番の破壊力を持つのはこの巻物だ。
「心配しててもしょうがない。行くしかないよ」
フウカが勇気づけるように声を掛ける。
「みんな、準備は出来てるな」
アキが皆に声を掛ける。全員がうなずいたことを確認し、扉を蹴り開けた!
部屋には大勢の海賊がいた!
殺気だった形相の海賊たちは、一斉に侵入者を取り囲んだ。
「何だテメェらは!」
「ここが海賊のアジトだな……悪いが、この先に進むのに必要な鍵を渡してもらおうか」
すると奥から船長らしき男がゆっくりと前に進み出てきた。
「宝は既に船で運んだあとだぜ。宝物に金目の物はもうなくってな……。
――お前たちの金と装備を頂こうか!」
青龍団船長・ハイコルセア・コルセアと戦闘!
1ターン目、ナオの「核撃の巻物」が炸裂する!
しかし元々は海賊の島々にあった代物。部下たちは一掃できたが、船長には冷静に魔法障壁を張って凌がれた。イージーウィンとは行かないか……。
ユマが敵の遠隔攻撃で毒を浴びせられるが、被害軽微。
もはや船長はその身1つ! トータルテラーやアンチマジックで弱体化させ、マナカのEJが切り伏せた!
なんとか勝利。開幕でこちらを無力化してくる呪文を唱えられなかったのが救いだった。
「なかなかの強敵だったな……」
「凄い身のこなしだったね。ナオたちの呪文がなかったら全然攻撃を当てられなかったよ」
「あの巻物のお陰ですよー。あれがなかったらあの数の部下たちに押し切られてたでしょうね」
戦士ふたりと魔法使いがのんきに感想を述べている。
部屋の中を調べていたフウカとユマが声を掛け合う。
「ユマ、何かあった?」
「ダメね。あの船長が言ったようにほとんどが運び出された後だわ」
「ねえ、鍵みたいなものが宝箱の裏に落ちてたけど、これじゃないかな?」
カナヤが鍵のようなものを部屋の奥から見つけてきた。
ユマが速やかに鑑定する。――「海賊のカギ」のようだ。
「恐らくこれね」
「良かった。ここに来た甲斐があった、ってことですね」
仲間たちは顔を合わせ、ひとまず成果があったことに安堵した。
「長居は禁物だ。先に進もう」
フウカの意見に従い、一同は海賊のアジトを立ち去る。
――フウカたちは知らない。
ここで海賊たちに敗れ戦死した冒険者たちの遺物が、持ち去られた宝の中にあったことを。
――――
ということで(フウカたちはつゆとも知らぬ話ですが)滅亡雷神一行の敵を取った。
セーブデータをリセットしているため、当然彼らの死体は転がっていない。
永遠の闇に葬られた彼らを一応追悼しておこう。
「核撃の巻物」を使用したのでもう1度置いてある場所に行ってみたらやはり再度手に入った。
この手の固定アイテムは「訓練所の全キャラクターの手持ち、または店の在庫」になければ再入手可能ということで間違いなさそうだ。
迷宮転送装置
鍵の掛かっていた島に乗り込む。連続で玄室エンカが配置されている厳重警備を抜けると、
** 迷宮転送装置管理部屋 **
中にあるスイッチを押した。これで唯一扉がなかった島に入ることが出来る……と思ったら何も変化がない。
首を傾げたが、とりあえず地下1階まで戻ってみることにした。
地下1階。マップ中央にある4つのスイッチがある部屋の中央にある鉄格子に囲まれた部屋に入れるようになっていた。
** 迷宮転送装置 **
【地下4階行き】
らしい。
早速飛び込んでみると、先ほど扉がなく入れなかった島の中に転移した。
島の中には地下1階・地下5階・地下6階への転移装置、そして地下5階への下り階段があった。
地下5階へは2つのルートがあるのか……。どちらから攻めるべきか。
一応それぞれの行き先の座標だけ確認し、帰還。
ということで今回はここまで。次回は地下5階を進みます。