Tea-Wi's Peaceful World

プレイしたゲームとかの記録をつれづれと( ❛‿❛ )

『Javardry 直下の戦線』 プレイ記録その19 【クリア後】

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直下の戦線 タイトル画面

**ネタバレ注意**

前回の続きです。今回はイベント中心なので長め。

*おしらせ*
マッピングツールは「方眼紙マッピング」を使用。
・アイコンはいろいろカスタムしています。
・プレイしながら記録していたメモをほぼそのまま載せてます。
・ネタバレに対する配慮はありません。

ダウンロード先等の情報はその1の記事を参照ください。

tea-wind.hatenablog.com

古代ラガーナの王宮

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ラガーナの王宮。

前回、建国王リビウスの悪夢を乗り越えたフウカたち。
その後、いつの間にか古代ラガーナの王宮に移動していた。
王宮の人々は王の崩御に嘆き悲しみ、喪に服していた。
戸惑うフウカたちは、事を荒立てないように気を付けつつも王宮の各所を見て回る。

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魔法を自在に操る、「魔法王国」の風景。

これが1000年前の魔法王国。
官僚たちは魔法を用いて仕事をし、料理人たちは魔法を用いて食材を保存する。
掃除婦は掃除道具を魔法で自在に操り掃除をする。
大臣たちは魔法で遠距離の会話を実現している。
まさにフウカたちの時代からは想像も付かなかった光景。

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亡くなった王はレイアードの父親らしい。

会話を聞く限り、亡くなった王はまさにレイアードの父親。
これから王の国葬を執り行い、レイアードの即位を行うということになっているらしい。
だが、実際はレイアードは即位することなく暗殺された。
まさに、内乱前夜の王宮の姿なのである

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主席宮廷魔術師の老人。1000年後には享楽的なスケベジジイへと成り果てている。

あまりの魔法技術の差に驚愕しながら王宮を散策していると、あの歓楽街のスケベジジイ……もとい、主席宮廷魔術師の老人の姿もあった
懐かしい姿を見たフウカたちだったが、この時代の彼は王の喪に服す至ってまともな人物のようだった。

そして歴史書を編纂する学者もいた。
この国の歴史に思いを馳せつつ、自分の弟子たちが紡ぐ歴史に期待を寄せているようだった。
……この先の未来を知ってしまっているフウカたちは、いたたまれない気持ちで一杯になった。

城内を歩いていると、玉座の間の向こうに通路があることに気付いた。
ここを守っている近衛騎士は、マナカがずっと身につけていた「古の指輪」に気付くと声を掛けてきた。

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「古の指輪」は友情の証。そして警備機構を起動するキーでもあるらしい。

「おお、その指輪は! レイアード殿下のご友人でしたか
 さあ、お通りください。

 どうしてその指輪を見ただけで道を開けるのか、ですか?
 王家の方々は信頼した友人に特別な指輪を贈る習わしがあるのですよ」

驚いたマナカは指輪を見つめた。
この指輪は友情の証だったのか? 再会の約束くらいに思っていたが……。
あの小憎たらしい現代のレイアードは、自分たちのことを友人の一端くらいには思っていたのだろうか。
もっとも、敵意を持っていた場合は地下牢送りにされてしまうらしい。今のフウカたちには彼に対する敵意はないので、指輪は作動しないわけだ。
――もし出会い方が違えば、本当に友人になれていたかもしれない。フウカはそんなことを思った。

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「腐れ縁の貴族」。これまでの伏線がどんどん回収されていくのは良いですね。

すぐ側に居た黒髪の男前な青年は恐らく地下9階の隠れ家にいた「腐れ縁の貴族」だろう。
彼はフウカたちの「古の指輪」を認めると、こう言ってきた。

「陛下が亡くなり流石のレイアードも神妙な様子だったが、
 俺ではどうも上手い言葉を掛けてやれん……。どうか奴を元気づけてやってくれ」

フウカたちは立ち尽くしてしまった。
自分たちは彼を元気づけるどころか――1000年後の未来で彼が王になりたいという望みを打ち砕くのである。
そんな彼に、掛けられる言葉があるだろうか……。

奥に進むと、まさに亡くなった王の周りで人々が悲嘆に暮れている光景があった。
フウカは祈りを捧げ、この場を立ち去るのだった。

花が飾られている部屋には、悲しみに暮れるレイアードの妹姫を侍女の少女が慰めていた。
地下8階の隠れ家に居た彼女は気丈に振る舞っていたが……本来は年相応の少女なのだろう。

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口調はいつも通りだが、いつもの赤いローブを纏っていないレイアード。

さて、ついにレイアードと対面する。
彼はいつもの赤いローブ姿ではなく、彼は如何にも王子といった高貴な白い衣装をまとい、腕に喪章を付けていた。腰の帯剣はきっとこの時代のシャルンディアだろう。
いつもの軽い口調でフウカたちを「自分のファン」と推定する姿は、もちろんフウカたちのことなど知るはずもない。

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レイアードに素性を明かすか、選択の時。

レイアードは、自分が王位に就く前に公爵一派に暗殺されるなどとは夢にも思っていないのだろう。
以前レイアードから受け取った古の指輪を見せ、今までのことを話せば暗殺を防ぐことができるかもしれない。
しかしその結果魔法王国が滅びないとしたら、後に興るはずのラガーナ王国やそこを拠点に冒険するフウカたちはどうなってしまうのか、想像も付かない。

フウカたちは思い悩んだ。その姿をレイアードは少し不思議そうに眺めていたが、自分の準備に戻っていったようだった。

「ん、その指輪は……。 どうしてキミタチが?」

意を決したフウカは、マナカから受け取った「古の指輪」をレイアードに見せて、信じて貰えないことを承知で素性を名乗った。
そして今までの長い冒険について、彼に語った。

ラガーナ王国のこと。地下遺跡での戦いのこと。
地下4階の墓所で冥府の神を撃破したあと、レイアードと出会い指輪を受け取ったこと。
地下5階の『魔法王の柱の間』での戦い。そして地下10階、星脈の渦を巡る決戦と結末。

次元の狭間で初代間法王リビウスの悪夢に触れ、千年前の惨劇を追体験したこと。
公爵をはじめとする一部の貴族がレイアードを暗殺したこと。
――魔法王国に内乱が起こり、ついには滅んでしまったこと……。

魔法王国の王子は相槌を打ちながら、冗談と断ずることなく、一切否定することもなく真剣な表情で話を聞いていた。

「……その指輪はさ。自分の身を守るために身につけるものでもあるから予備は幾つか用意してるんだけど、作るのが結構大変なんだ。
 最高の素材を最高の職人に加工して貰い、王族自身が飲まず食わずの不眠不休で防御呪文の魔力を込め続ける。僕は今まで、ごく限られた相手にしかそれを贈っていない」

マナカは驚いて指輪を手に取り直した。確かに強力な防御魔法が掛かっているとは思っていたが、そこまで重大な意味を持つ指輪だとは思わなかったからだ。

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指輪の存在を理由に、話を信じてくれる気になったレイアード。

「僕は……キミタチが言うところの『この歴史の僕』はキミタチに渡した記憶はない。
 だから、突拍子もない話だけど別世界のもう一人の僕から貰ったという理屈は通るねえ。
 僕自身が込めた魔力をちゃんと感じる。それが偽物なんじゃないことも、僕が渡した誰かから奪ったものでもないことも分かる。
 だから、キミタチを信じよう。

レイアードは、いつものおちゃらけた表情ではなく……真剣な表情で、フウカたちにはっきりと目を合わせた。

「あーあ。そうかー、僕、死んじゃうんだ。この国も滅びちゃうのかあ。流石に堪えるね」

一瞬沈痛な表情を浮かべたレイアードだったが、すぐにニヤリと笑い、こう続けた。

「まあ、それを知った以上全力で回避するけどね。

 方法は簡単さ。これから父の葬儀があるんだけど、その席で公爵に予備の指輪をプレゼントするんだ。
 これから王になる僕をしっかり助けてね、って。

 ここに来るとき、近衛騎士から指輪と警備機構の説明は聞いたかい?
 公爵はその指輪を受け取った瞬間、地下牢に強制転移し逮捕されるだろう。
 そして拷問に掛けられ、僕の暗殺と反乱計画の詳細、加担者の名も無理矢理吐かされる。
 これで僕は殺されずに済むだろう」

そういえば近衛騎士がそんなことを言っていた。現代の地下遺跡にも地下2階に地下牢があったが、あそこに居た不死の魔物たちはかつて王国に反旗を翻した者たちのなれの果てだったのかもしれない。

「……ありがとう。キミタチの話には驚かされたけど、感謝してもしきれないよ」

レイアードはフウカたちに礼を言うと、自分の魔剣を見て柄をポンポンと叩いた。

「向こうの世界のシャルンディアには大分苦労を掛けちゃったみたいだねえ。
 僕は自制を心掛けるから、見放さないでおくれよ」

フウカたちの世界のレイアードは、力を求めすぎた結果ついにシャルンディアに見放され、敗北を喫した。
しかし、この世界のレイアードはそれを知った。きっとシャルンディアを正しく使っていくだろう。

そして、少し真面目な顔で彼はきみたちに向き直った。

「今、僕がいる『ここ』がキミタチの歴史にとってのもう1つの過去なのか、それとも建国王リビウスが見ている魔法的な夢なのかは分からないけれど……。
 時空に関する魔法研究の文献に寄るとさ、例え過去に行って何かを成し、元の時代に戻ったとしても歴史が変わるわけじゃないんだそうだ。
 並行したもう1つの歴史が生まれるだけで、その歴史同士が互いに影響を与えることはないんだってさ」

フウカたちは顔を見合わせた。
つまり、この世界はもはや自分たちの世界の歴史と繋がることはなくなり、いわゆるパラレルワールドとなる、というわけか。

最後にレイアードは、穏やかな顔でこう言った。

――僕は、頑張っていい王様になるよ
 キミタチの歴史にいる、僕の代わりに。
 この国は続くから、ラガーナって国は興らないだろうし、キミタチだって生まれないかもしれない。
 だからせめて、その指輪はずっと持っててくれると嬉しいな」

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友情の証となった「幻星石の指輪」

そう言うとレイアードは、君たちひとりずつと固い握手を交わしたのであった。
「古の指輪」が光を宿し、「幻星石の指輪」となった。これが、2つの世界のレイアードとの友情の証だ。

即位の日~もう1つの魔法王国~

城を出ると、また次元の狭間に帰ってきていた。まるで1000年前のレイアードが夢だったかのように……。
しかし、その手に握られた「幻星石の指輪」がそれが夢でなかったことを示していた。

果たして、建国王リビウスの夢はどうなったのだろうか。
リビウスが居たマスに踏み込むと……また王宮に飛んできていた。
しかし明らかに雰囲気が違う。まるで、宴のような明るい雰囲気が場内に広がっている

入り口側の衛兵はこう語った。

「本日は新王即位を祝う宴が催されている。
 一般市民にも城内を開放しているが、面倒な騒ぎを起こさんようにな」

――レイアードは、無事に王になることができたのだ。
そしてこの世界の魔法王国は、フウカたちの世界とは繋がらない、別の世界として歴史を紡いでいくのだろう……。

城内は宴で盛り上がっている。レイアードも玉座にふんぞり返っていつもの調子だ。

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ついに王となることができたレイアード。
ちなみに本記事では省略しますが、この王宮でも過去のNPCたちが多数登場しています。

「やあ。キミタチのお陰で暗殺されることなく王位に就けたよ。
 僕ってさあ、割と家臣や市民たちからの受けが良いみたいで、結構上手くやってけそうな感じなんだよね。
 近隣諸国からそれぞれお姫様との縁談も舞い込んできてるし!
 デヘヘヘヘ」

公爵一派の逮捕にも成功したらしく、レイアードの評価もうなぎ登りになっているようだ。
……例の黒髪の貴族にはなんでも秘密裏に動こうとするなと小言を言われていたが。

レイアードの妹姫は突然「シャルンディアと仲良くしろ」と兄に言われ大いに困っていた。

ところで、東の研究室で「星脈に頼らない秘薬作り」をしている研究者がいた。
レイアードは星脈に頼りすぎない方向に国を導くことにしたらしい。恐らく、フウカたちの話を聞いた結果なのだろう。

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RPGのお約束、秘薬「エリクサー」。残念ながらMPは全回復しません。

そして、「エリクサー」なる秘薬を100万ゴールドで買って欲しいというお願いをされた。
全員の手持ち金額をまとめて見たところ、大体1000万ゴールドあることがわかったので購入してみた。
MP全回復だったりしないかな……と期待してみたが、残念ながら状態異常全回復の効果らしい。蘇生も可能。

――分岐した世界の魔法王国を見届けたフウカたちはその未来への栄光を祈り、城を立ち去った。
そして次元の狭間に戻り、更に空間の裂け目からラガーナの城下町に帰ってきた。今までと変わらない、フウカたちの世界。
遺跡の地下5階では無限に増える魔法生物たちと王国騎士たちの戦いが続いているし、地下10階では相変わらずレイアードがふてくされている。いつもの世界だ。

そういえば、持ち帰ってきたエリクサーに「値段が付けられない」と言われたのにアキがショックを受けていた。1000年前の技術の秘薬が今ならいくらになるのか楽しみにしていたのに……と嘆いていた。

さあ、ここまで攻略したら、あとは次元の狭間で今まで入れなかったワープポイントを目指すだけだろう。
この先に何があるのだろうか……。

次元の狭間 ~邪悪なる異界の女帝~

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「幻星石の指輪」で今まで通れなかったワープポイントを通過できるようになった。

例のマスに踏み込むと、「幻星石の指輪」が輝き恐怖が取り払われた!
いよいよ次元の狭間の続きの攻略が始まる。

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かつての「この世界の神」と世界を司る星竜

進むとすぐに例の「白いローブの女性と黄金竜」が居た。
やはり彼女はこの世界『ラーヴェスタ』の神となった「善の魔女ウルジェミナ」その人であるらしい
そして黄金竜の正体は「星竜クーベリオン」で、星脈が「世界の活力」であるならば星竜は「世界の化身」、世界のために戦う守護者なのだという。その割にはやけに可愛いが……

星竜はクーベリオンやどこかの世界の「エル’なんとか*1のように善良な者も多いのだが、この先には邪悪な星竜、通称「<女帝>」が居座っているという。
異界の神々がラーヴェスタの星脈を狙うのは、他の世界の星脈を奪えば女帝をも倒し、自分こそが唯一の勝者になれると信じているからだという。
全ての世界の者たちが協力すれば、<女帝>に抗うこともできるはずなのだが、残念ながらそうなっていない。

ウルジェミナ自身も、ラーヴェスタを狙う敵の迎撃と追跡くらいしかできない、と無力さをにじませていた。
そんな彼女に、黄金竜クーベリオンは頬を寄せるのだった。

我々の冒険の裏で戦い続けていた世界の化身に敬意を示し、フウカたちは更に脚を進める。

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見るからにヤバそうな名前の敵4グループ。実は全然強くない。

魔軍/狂帝/殺吏/妖妃」なんていう変な連中も出てきたが大したことはなかった……のだが、安直にマップ埋めをしようとしたら入り口に戻された。やり直しィ……。

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「ナインディザスターズ」。状態異常さえ万全ならカモ。

先ほどのポイントまで戻って例の4グループを叩き潰すと、次に出てきたのは「ナインディザスターズ」。名前からして状態異常が厄介そうだな……。
が、フウカの「神竜の鱗鞭」が炸裂し、2ターンで終了。グループ攻撃はやっぱり反則級だ。

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「トライアス」と「デス」。固定配置の敵と連戦なのはなんともお約束感。

次は「トライアス」と愉快な仲間たち。どいつもこいつも睡眠と気絶が有効なので苦戦する要素はないです。次。

「朽ち」「腐り」「デス」「病み」。見るからに「聖域」を掛けないとヤバそうなのでガンガン使っていく。

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モナークオブヴァーミン」一派と「リリス」一派。

次は「命の捕食者」「魂の捕食者」「モナークオブヴァーミン」。
虫型なので元素魔法で一気に行けるが、MPがキツくなってきた。

「惑わすもの」「堕とすもの」「乱すもの」「リリス。……リリス」?
リリスサキュバスたちの創造神だと地下7階で語られたが、この世界――即ちラーヴェスタには来ていないはずではなかったのか。
実際はラーヴェスタに攻め込む前に次元の狭間で戦力を増強しているだけだったのだろうか。

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かわいくないリリス……。

……しかし随分可愛げの欠片もないリリスだなぁ。

リリス戦を終えて進むとワープポイント。また隙間の通路へ飛ばされた。

先に進むと……「デーモンロード」「アークデーモン」「グレーターデーモン」「エターナルメイデン」と戦闘。
この組み合わせは戦い慣れているが、いつもと違うのは数が多いグレーターデーモンが後列に下がっていること。めんどくさい……。
とっととアークデーモンを倒し、グレーターデーモンは「神竜の鱗鞭」で一気に無力化。最後に残ったアークデーモンとエターナルメイデンを切り捨て、終了。
デーモン系は仲間を呼ぶことが多いのでグループ攻撃があればカモ。気絶も有効だし。

更に先に進むとこんなメッセージが。

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最後の警告らしきメッセージ

「君たちに向けられる敵意と悪意がますます強くなってきた。
この先で、邪悪で強大なものが君たちを待ち受けている!」

そして地図上は行き止まりのはずが実際は通路が続いている。やはりワープポイントか。
少し思案。体力はほぼ万全だが、ナオのMPがかなり厳しい。Lv5~6を使い切っており、Lv7もあと2回。
呪文無効化率に関しては騎士盾だったりノブレスオブリージュだったりでいくらでもやりようがあるので、このまま進むことに。
使用アイテムでありったけの補助魔法を掛け、先に進む。

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「邪悪なる女帝」のご尊顔。既に死者が出ている。

ゲヘナドラゴン」「ダークエンジェル」「ネームレスディアティ」「邪悪なる女帝」登場!
貴様らがこのダンジョンのボスか!
試しに開幕「迷獄」を試したら前列のドラゴンどもが一斉に石化で無力化された。……ドラゴンって石化が効かないんじゃなかったのか。
あとはガンガン掘り進めて後列を叩かなければ……。ダークエンジェルも気絶有効なので対処はしやすいが、体力が高くて1撃では仕留めきれない。

フウカは前列を潰すために殴らざるを得ないため、回復に回っている余裕が一切ない。
アキとマナカが死亡したところでようやく「邪悪なる女帝」が姿を現す。前列は壊滅しているが、「英雄勲章」で全耐性付きのフウカが生き残っていればどうにかなるはず。「完治」もあと3回残っている! いざとなったら「<救済>の聖印」で逃走もできる。
そして最後、カナヤの手裏剣がトドメとなり撃破!

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Wizプレイヤーに対する皮肉を述べる女帝。

倒れたはずの邪悪なる女帝は、ゆっくり立ち上がると興味深そうに君たちを眺めた。

「下等種族と侮ったわ。そなたら、いったい何者じゃ?
 神や魔王を次々と打ち破り、奪ったものでより力を付ける……
 わらわと同じことをする者どもがまさか他にも居るとはのう。実に見事じゃ」

凄ーく皮肉の効いた台詞だ。Wiz系ってそういうゲームだものね……。
そしてフウカたちに向かって不気味に微笑んだ。

「褒美に、わらわの真なる姿を見せてやろう。
 我が贄として生の終わりを深き恐怖で飾るがよい

……え!? まだ終わらないの!?

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5つ首の異形の邪竜「スケイリーエンプレス」!

最後に現れたのは「スケイリーエンプレス」! どっかで聞いた名前だな!
首が5つあるからかご丁寧に5体出現扱いティアマットかよ!
どう考えても勝てるわけがないが、どういうわけか先制攻撃だったので1ターンだけ交戦。
気絶有効だったら勝機はあると思ったがやっぱり無効だったので即「<救済>の聖印」で逃走。なんとか生還。
まずい、Lv27とかでは勝てそうにはないぞこの連戦。

敗因はやはりナオのMP切れ
1戦目で前列の処理に時間が掛かりすぎた結果、アキとマナカが死んでしまい2戦目で完全に打つ手がなくなってしまった。
しかし「邪悪なる女帝」までに戦わなければならない戦闘はなんと14戦
しかも後半の6戦は固定なのでMPをあまり使わずに済むPTを引くまで逃走するという手も使えない。

レベル上げを兼ねつつ、全体攻撃の魔法アイテムとか最上位の装備品を揃えて行かないと厳しそうだ……。
実は作者さんから「隠しボスの撃破は新月PTの方が楽かもしれない」みたいなヒントを貰っていたのだが、後半になればなるほど暗黒魔法の呪文無効化無視の特性がうらやましくなってきている。こういうことだったか……。

レベルの目標はひとまず30。多分ここで前列の攻撃回数が増えるので、攻撃力がグッと上がって楽になるはず。
ただ、Lvアップごとの必要経験値量の増加が大きいこのゲームだとそこまで上げるだけの経験値が現実的に手に入るかが心配。

ちなみに作者さん曰く、パラディンなどの複合職でLv7神聖魔法の習得を目指す場合Lv30・教養8で9%の確率で成功するらしい。

 果たしてフウカは神聖魔法マスターになれるのだろうか……。

今回はここまで。
次回、「女帝」との決戦編。

*1:元ネタは言うまでもなく『リルガミンの遺産』の「エル’ケブレス」。善悪を超越した存在。